Altered Carbon オルタード・カーボン テレビドラマ Netflix 2018

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

Altered Carbon オルタード・カーボンAltered Carbon オルタード・カーボン テレビドラマ

リチャード・モーガンによるサイバーパンクSF小説シリーズである"タケシ・コヴァッチ・シリーズである。
これは面白いテレビドラマである。SF的にも優れたオリジナル溢れる設定である。
そしてSF探偵物のジャンルに入るだろう。

タケシ・コヴァッチは、日本人と東欧人のハーフである。
孤児となったタケシ・コヴァッチは、CTACで訓練を受け、その後反乱軍のエンヴォイに入る。反乱軍のエンヴォイは鎮圧されて、捕まったタケシ・コヴァッチはスタックを抜かれ保存刑となる。
大富豪のバンクロフトが殺された事件を探るために250年後に目覚める。そのスリーヴは警部補オルテガの恋人だったライカーのスリーブだった。
捜査は、再生したバンクロフト共に消えた記憶を探るものであった。

タケシ・コヴァッチ役のジョエル・キンナマンがまたいい味を出している。キリング以来好きな俳優なんだが、こんなに逞しい体をしていたとは知らなかった。
AIホテルレイヴンのボーは、当然エドガー・アラン・ポーにそっくりである。このドラマは特に激しいセックスシーンはないが、ヌードはふんだんに出てくる。
途中、

このスタックとスリーヴの関係は、攻殻機動隊の電脳化と義体化と同じ意味に近いのだが、スリーブはアンドロイドでなくて生身の人間の体である。
それによって未来では、スタックがあれば、何年でも生きられるし、何年も保存することができる。不慮の事故に備えてバックアップを取ることもできる。
そして自分の好みのスリーヴさえ手に入れることができるのである。

シリーズの後半で大きな展開がある。

両親がなくなり生き別れたレイリーンとヤクザの戦いで再開し、CTACを敵に回し二人で逃げてエンヴォイの仲間となる。
ところが、リーダーのクェルクリストとレイリーンは乗っているシャトルが爆破されて殺されてしまう。
捕まったタケシ・コヴァッチは、スタックを抜かれて保存刑となったいた。

実はタケシ・コヴァッチが250年後に目覚めたのは、レイリーンがバンクロフトに推薦したためである。
そしてレイリーンこそ、エンヴォイが全滅した原因でも合った。彼女はCTACと組み情報を流していた。
そしてレイリーンはこの250年の内に恐ろしい裏組織を作っていたのである。
彼女の陰謀にはめられたバンクロフトは自殺しtその時の記憶を消し去ったのである。

My Rating(評価): 15/20
アクセス数:46

CTAC(植民地戦術強襲部隊)が星間の警察機能
300年後の未来
人間の精神はデジタル化(DHF)され、体内のスタックと呼ばれる装置にバックアップされる。精神がスリーヴと呼ばれる別の肉体に転送されることで死は回避され、光速を超えた"ニードルキャスト"により別の惑星に精神を転送することもできる。
一部のメトと呼ばれる富豪はスリーヴを取り換えて数百年も生きて権力を握り、貧者は新しいスリーヴを購入して蘇ることもできない
新カトリック派(neo-C)の人々は信仰により転生に反対し、スタックに宗教コードを書きこんで転生を不可能とする。

ヴァーノンの娘のリジーの存在が難しかった。
リジーはバンクロフトの愛人(売春の相手)だったが、妊娠したことにより、バンクロフトの妻のミリアムがリジーを殺した。
そしてリジーのスタックからリジーの恐怖をとり救ったのがAIのポーであり、
その後回復したリジーは、ホテルのVRから"ヘッド・イン・ザ・クラウズ"内の強力な人造スリーヴに入り、両親とオルテガを救う。
この展開は必然なのかわからないが突然この展開が起きるので理解するには難しかった。


1 過去を逃れて "Out of the Past"

2 堕ちた天使 "Fallen Angel"

3 孤独な場所で "In an Lonely Place"

4 悪の力 "Force of Evil"

5 間違えられた男 "The Wrong Man"

6 自分の顔を持つ男 "The Man with My Face"

7 野良犬 "Nora Inu"

8 暑い夜の疼き "Clash by Night"

9 天国の怒り "Rage in Heaven"

10 殺人者 "The Killers"