The Killing キリング/26日間 (2011- ) ファーストシーズン

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The Killing キリング/26日間 (2011- ) ファーストシーズン

出演: ミレイユ・イーノス, ジョエル・キナマン, ケイティー・フィンドレイ, ミシェル・フォーブス, ブレント・セクストン

デンマークで非常に人気のあったテレビドラマのアメリカでのリメイク。
やっぱり今までのアメリカ映画やドラマと違う中心はヒューマンドラマの展開である。今までのアメリカ映画なら視聴率を良くするためにあの手この手を使って、人を殺して行くんだがそうしたところはない。計画された3シーズンで終了する予定だろう。

主人公サラの母と子、フィアンセ、元夫との関係などヒューマンな側面もいっぱい出てくる。確かに一日づつ描いて行くのだから、そうした面も多くなるが、それで中だるみしなくその点を描くところにこのドラマの面白さがある。デンマークを舞台にしていたから、アメリカのシアトルにしてやっぱり寒い景色が多い。
今回はデンマークのオリジナルを見ていないのだが、十分リメイクで面白い。

一人の少女の殺人事件を通して、婚約者のいるソノマ行きを中止して事件を追跡する女刑事のサラ・リンデン刑事。以前の夫との13歳の息子がいる。真面目で優秀で、シングルマザーの悩みを抱えている。

相棒は、麻薬捜査官だったが麻薬にはまり仕事をやめる瀬戸際までいったスティーブン・ホールダー。彼のアウトロー的なところも非常に魅力である。そして謎の協力者がいることでサラは彼に疑いを持つようになる。

そして被害者の家族ラーセン家。被害者のロージーはこの家族の長女。生前のロージーの感情的な言動、奔放な行動により殺人事件になったように当初思われる。父のスタンリーは元マフィアである。足を洗っているのだが、なかなか運送会社の経営がうまくいっていない。妻のミッチからロージーの復讐をするように迫られる。

議員のダレン・リッチモンドは、市長選に立候補していて、選挙の真っ最中にこの事件が起きた。最初はリッチモンドが応援している教師のアフメッドが疑われたが、次第に捜査のターゲットはリッチモンドに移って行く。

ドラマの中のワイン。
やっぱり原作がアメリカではないからなのか、ペトリュス77を1シーズンの最後のエピソードでダレン・リッチモンドが開けている。

リッチモンドも実は犯人ではなかった。彼を犯人に見せかけるための陰謀も、シアトル市警のなかで起きていた。カジノの経営者のニコール・ジャクソンが深く事件に関わっているのが明らかになり、ロージーの死の真相にやっと近づき始める。(アメリカでは先住民、アメリカンインディアンの利益のためにカジノの経営が彼らに許されている)。そして、スティーブンやサラの身にも危険がせまる。

最後の最後で犯人が分かるのだが、そうかこういう結末だったのか。んー。予想できなかった。ただそれまでの教師やチッチモンドの犯人扱いはあまりに露骨に見ているものを振り回しているだけなんだがとすこし不満も残ったが。最後の結末になるほどなるほど。しかしちょっとロージーの母のミッチの身勝手さは気に入らないが。最後のロージーの残したお別れのビデオがいい味をだしている。

The Killing デンマーク版

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The Killing アメリカ版

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