Penny Dreadful season 2 ペニー・ドレッドフル〜ナイトメア血塗られた秘密〜 シーズン2 2015- 

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Penny Dreadful season2 ペニー・ドレッドフル〜ナイトメア血塗られた秘密〜 シーズン2 2015- 

企画/製作総指揮:ジョン・ローガン
監督: サム・メンデス
出演: ジョシュ・ハートネット, エヴァ・グリーン, ティモシー・ダルトン, リーヴ・カーニー, ビリー・バイパー
前シリーズよりも素直にその世界に入っていける。ヴァネッサの辛いエクソシスト的なシーンが少ないからだろう。それに、ヴァンパイアとのつまらない戦いもない。
新しい展開としてヴァネッサが魔女の所で修行したことである。
これで、イーサンがオオカミ男であることがわかった。するとマルコム卿の召使のサンビーンの正体も気になる。あるとしたらゴーレムだろうか。

彼女が悪魔の妻となることは、今回も引き続きテーマである。全体の映像、演技、ストーリーの組み立て方は、テレビドラマの質ではなく十分映画として通用する。
魔女の首領であるカーリー婦人は、もう少し若い設定がよかったが、演じているヘレン・マックローリィは、英国の定評ある女優だし、数々のイギリス映画やドラマに出演している。

いい意味で最後は、予想を外された。サンビーンは、狼男になったイーサンに殺されてしまうし、リリィ(ブローナ)は、純情なクリーチャーだと思わせて、本性は悪の心で染まっていた。そしてドリアン・グレイと仲良くなる。もう一人のクリーチャー、ジョン・クレアも蝋人形館の主人の盲目の娘から裏切られるし、そしてカーリー婦人は、配下のヘカテから裏切られる。
最後に、マルコム卿は、アフリカに、イーサンは、アメリカに、そしてジョン・クレアは、原作通り北極へ旅に出る。

ドリアン・グレイの屋敷で、ヴァネッサが見る血の雨のシーンは素晴らしい。そして最後に、フランケンシュタイン博士が、ドリアン・グレイとリリィを拳銃で撃って二人が血を流しても、死なないシーンである。二人は血だらけになりながら踊り続けるところがいい。

やっぱりどうしても展開ありきで、魔女たちの戦いは、前作のヴァンパイアと同じように、やらせのような展開。魔女たちよって誰も殺されない。最後にヘカテ以外はあっけなく殺されてしまう。

今回の日本語の各話の題名は、007のタイトルから作られている。少し感考えてあるな。でもこれは007のパロディではないから的外れではあるが。

Penny Dreadful season 1 ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密 2014- の記事はこちら

Penny Dreadful season2 ペニー・ドレッドフル〜ナイトメア血塗られた秘密〜 シーズン2 2015- の記事はこちら

Penny Dreadful season 3 ペニー・ドレッドフル シーズン3 2016の記事はこちら

My Rating(評価): 15/20
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私を愛した堕天使  Fresh Hell
海の近くの酒場で、意識を回復したイーサンは、酒場の中の人々が大きな獣に襲われて死んでいるのを発見する。イーサンはこれが自分と関係していると思い、その場を去る。そしてロンドンを去ろうと決心してそのことをヴァネッサに伝えに行く。
ヴァネッサとイーサンは得体の知れない化け物に襲われる。彼女たちは、イーサンのわからない言葉で話しかけてきた。しかしヴァネッサはそれを理解した。彼女たちは魔女で、ヴァネッサを襲おうとしてた
フランケンシュタイン博士は、リリーの死体を家に持ち帰り、クリーチャーのジョン・クレアと共に彼女のに手術をし、嵐の夜に復活させる。

消されたランゲージ Verbis Diablo
魔女たちが喋ったVerbis Diabloを解明するために、マルコムは、大英博物館をライル博士を訪ねる。そこでカーリー婦人と再会する。
フランケンシュタイン博士は、彼のモンスター ジョンとともに復活させたブローナの教育をする。
魔女たちの出会いから悩むヴァネッサを、マルコム卿は、地下にあるスープキッチン(炊き出し)に連れていく。そこで貧しい者たちに奉仕することで悩みが癒されることを教える。

美しき魔物たち The Nightcomers
彼女は、イーサン、マルコム卿たちに、自分が魔女の家に行き修行した話をする。彼女を教えたジョアンには姉がいて、邪悪な魔術を使っていた。そしてヴァネッサを手に入れるために、ジョアンと戦い、村人たちを操り彼女を火刑に処して殺してしまう。ジョアンの姉こそ、カーリー婦人であった。

地獄より、愛をこめて Evil Spirits in Heavenly Places
大英博物館のライル博士は、魔女の残したVerbis Diabloから、ヴァネッサの運命を明かしていく。それはヴァンパイアたちが話した話と同じで、悪魔の妻になることである。ドリアン・グレイは新しいゲイのパートナーを見つける。
イーサンに近づいた魔女は、イーサンによって嘘を見破られる。しかしイーサンは魔女とは気づいていたなかった。
イーサンがオオカミ男になって酒場の人間を殺したのだが、そこには、一人生き残りがいた。
マルコム邸にいたヴァネッサに魔女たちが襲い、彼女の髪の毛を奪っていく。そしてカーリー婦人は、マルコム卿の別居している妻に呪いをかける。

安らぎの報酬 Above the Vaulted Sky

イーサンは魔女たちが襲ってくるならば、マルコム邸を防御しなくてはいけないと進言する。しかし、ライル博士の手引きにより、その防御はやすやすと破られて姿を消した魔女にヴァネッサは脅されてしまう。
フランケンシュタイン博士は、ブローナを復活させ、リリーと名づけたが、ジョン・クレアは早くリリーと仲良くしたいのだが、実はフランケンシュタイン博士の方がリリーに恋をしていた。
ヴァネッサは、再び地下にあるスープキッチンに行き、ジョン・クレアにあう。二人は詩を話し合い、ヴァネッサは、ジョン・クレアにダンス(ワルツ)の手ほどきをする。

ナイトフォール Glorious Horrors
マルコム卿は、カーリー婦人と夜を共にして帰宅すると、彼の妻が亡くなった知らせを受け取る。実はカーリー婦人の呪いによって自殺に追い込まれていた。
彼の反応はほとんど無反応で、召使のサンビーンはマルコム卿がの様子が変であることに気づく。ドリアン・グレイはアンジェリークのために舞踏会を催すが、そこに訪れたリリィに、ドリアンは強い興味を抱く。二人の親しげな様子は、アンジェリークとビクターの苛立たせる。イーサンは、マルコム邸に残りサンビーンに自分を監視するように頼む。

スコーピオン Little Scorpion
夜が明けて、イーサンは我に帰る。ヴァネッサは、イーサンと共に、昔の魔女の家に何か自分たちを守る武器があるかどうか探しに行く。まだ満月の夜が続くため、彼は彼女に銃の撃ち方を教える。ロンドンでは、ヴィクターとライル博士は、悪魔の話の解読をしていた。リリィは、ドリアンとデートをして、プットニィーの蝋人形館を訪れる。ジョン・クレアは、二人が一緒にいるところを目撃する。リリィは、ドリアンと別れ馬車に乗るが途中、パブにより、そこで知り合った男とベッドを共にするが彼を殺してしまう。
死すべき記憶は永遠に Memento Mori
ジョン・クレアは怒って、ヴィクター(フランケンシュタイン博士)に、どうして別の男と一緒に行かせたかと問い詰める。しかしヴィクターはそのことを知らず、彼はリリィをコントロールできていないことを知る。ライルは、悪魔の日記を解読する。マルコム卿は、カーリー婦人の呪縛を解いて、彼女の家に行く。
アンジェリークは、ドリアンの秘密の部屋を知り、彼の秘密を知る。ドリアンは、秘密を知ったアンジェリークを殺す。

宿命を裂く男 And Hell Itself My Only Foe
イーサンとヴァネッサは魔女の家にいたが、イーサンを追跡してきたウォレンが訪れる。二人は、彼を捕らえようとしたウォレンを殺す。フランケンシュタイン博士は彼らを迎えに来て、マルコム卿がカーリー婦人の屋敷に行って帰らないことを告げる。
ロンドンに帰った二人は、フランケンシュタイン博士、ライル博士と話をして、イーサンは明日カーリー婦人の屋敷に行くことを提案する。その夜は満月の夜だった。
ジョン・クレアは、蝋人形館の盲目の娘に騙され、牢獄に囚われてしまう。
死ぬのは奴らだ And They Were Enemies
カーリー婦人の屋敷を訪れたヴァネッサは、待っていたカーリー婦人の罠にかかり、悪魔の乗り移ったヴァネッサの人形によって悪の世界に入るように誘惑される。
マルコム卿とフランケンシュタイン博士は、幻影によって部屋からでれないようになっていた。魔女のヘカテによって、イーサンとサンビーンはカーリー婦人とヴァネッサがいる部屋の前の扉の前で閉じ込められた。そして満月の光によって変身したいーさんはサンビーンを殺し、ヘカテの企みによって、ドアが開けられ、そこにいたカーリー婦人を殺す。そしてヴァネッサにも襲いかかろうとするが、我に気がついて狼男のまま何処かに去ってしまう。
ジョン・クレアは蝋人形館の主人夫婦がいる時に怪力で二人を牢を破り二人を殺す。盲目の娘はそれに気づくが、ジョンはそのまま去る。
イーサンは自首して死を覚悟するが、アメリカに強制送還になる。サンビーンの遺体をアフリカに送るためマルコム卿は、アフリカに向かう船に乗る。リリィや周囲の人間に絶望したジョン・クレアは、北極に向かう船に乗る。