もっとしなやかにもっとしたたかに 1979

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もっとしなやかにもっとしたたかに

もっとしなやかにもっとしたたかに 1979

監督: 藤田敏八
出演: 森下愛子, 奥田瑛二, 高沢順子, 河原崎長一郎, 風間杜夫

この役は彼女にあっている。彼女の奔放さ、したたかさがいい。当時新人だった、奥田瑛二がふりまわされるがのまたいい。
最後のシーンがまた面白い。これは俊逸。

24歳のカメラマンの勇一は、妻、君枝に逃げられ子供は姉夫婦に見てもらっている。君枝を捜すために運送屋に勤めた。
ある日、勇一は彩子(森下愛子)という少女に出会う。彩子はイギリスのロックグループの親衛隊のメンバーであり仲間といざこざを起こし勇一の運転する車に乗り込む。
彩子は、勇一のところからカメラを盗む。そして勇一の子供、大助と親しくなるし、勇一の病気の父と親しくなる。勇一の生活の中にどんどんと踏み込んでいく。
妻、君枝が帰って来ても、不思議な同棲生活が続いた。

ストーリーは昭和的な生活くささがありながら、展開はしっかりしていて、最後の結末の面白さもいい。
森下愛子の可愛らしさ、美しさもいつもように引き立っている。奥田瑛二の若い頃の映像もなかなかである。
この後に十八歳、海へと続くような感じでもあるんだが。やっぱり森下愛子のみずみずしいヌードがいいのは当然だが。

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