Ben-Hur ベン・ハー 2016

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Ben-Hur ベン・ハーBen-Hur ベン・ハー 2016

監督: ティムール・ベクマンベトフ
出演: ジャック・ヒューストン, モーガン・フリーマン, トビー・ケベル, ロドリゴ・サントロ

チャールトン・ヘストン主演のベン・ハーは、僕の好きな映画のベスト3に入る。この映画は同じ原作で同じ題名であるが、ストーリーがかなり違うし、元の映画は3時間半の超大作であったが、これは2時間に収められている。
監督がこだわったのは、戦闘馬車のレースのシーンと最後の結末である。最後は原作は、イエスの教え通り許すことがテーマであるのに、チャールトン・ヘストンは復讐で終わっている。この映画は最後は許すことがテーマになっている。
ただ、戦闘馬車のレースとヒューマンな許すというところを重く奥のは2時間では欲張りすぎではなかったのだろうか。
ユダ・ベン・ハーがガレー船に乗るまでの経過が長すぎる。ここは短くできなかったのだが。ローマ軍に対する反乱軍は最後の結末には何の意味もないのに。
今回は、ベン・ハーがローマの将軍を救うことなく、ローマではなくイスラエルに戻るのだが、あの大きな戦闘馬車のレースはローマで行われたとする方が自然なのだが。

確かに戦闘馬車のレースは、素晴らしく確かに前の作品と変わらない迫力がある。これはCGもあるだろうがかなりリアリティを持って作られている。ただイエスの信仰と母と妹がライ病から治癒する奇跡はどうなっているのだろうか。母と妹はキリスト教を信仰していたのかわからないし、彼らに奇跡が起こったのは、ベン・ハーとイエスの関係だからだろうか。そこは前の映画でもはっきり書かれていないのかもしれない。それにしてもユダヤの名家のユダ・ベン・ハーがキリスト教に改宗したように最後の結末になっているのだが、そこにリアリティはあるのだろうか?自分の家族に奇跡がもたらせたから、キリスト教を信じるなんて単純すぎる。

この映画は、以前の映画と比べて見る人が多いが、戦闘馬車のシーンと最後のエンディンに注目して見るのがいいか。

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