Davinci's Demons season 2 ダ・ヴィンチ・デーモン2 2014-

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davinchidemonseaon22014.jpgDavinci's Demons season 2 ダ・ヴィンチ・デーモン2 12014-

監督: デヴィッド・S・ゴイヤー
出演: トム・ライリー, ローラ・ハドック, エリオット・コーワン, ブレイク・ リットソン, ララ・パルヴァー

今回は、まずパッツィ家の陰謀の顛末である。ジウリーアノは殺され、ロレンツォは傷を負いながらも、レオナルドのおかげで辛くも助かる。フランチェスコ・デ・パッツィらは、市民を煽ってメディチ家を襲う。しかしロレンツォの生存は、逆にパッチ家の多くの人達を反逆者として断罪される。この出来事をきっかけにレオナルドとロレンツォは親交を深める。
メインイベントは、紙葉の書をめぐって、レオナルドがマチュピチュでいろいろな謎解きをして危機を脱出する。次第にレオナルドの最大の敵だったジローラモ・リアリオと苦難を切り抜け、お互いに信頼し合うようになる。牢獄に閉じ込められているルクレツィアの父が本当の教皇であり、彼は今の事態を覆す計画を練っていた。

デヴィッド・S・ゴイヤー曰くインディー・ジョーンズとシャーロック・ホームズとアイアンマンの全ての要素を持ったスーパーヒーローということだが、その欲張りがすこし無理を生んでいるところがあるか。レオナルドがその後に発見された事実を全て解明していくのはちょっと出来すぎか。そしてマチュピチュでトリップすると自分が書いたモナ・リザの絵が出てくる。それも美術館に飾られているままで。んーーこれはつまらない。興が冷める。せめてアトリエに絵があって欲しかった。

物語の中に、敵味方が入り乱れて流れがわからない。
特にSons of Mythril、ミスリルの息子と敵対するラビリンスである。レオナルドの見方と思われたミスリルの息子たちは、深く計画を練って、レオナルドの母を捉えていた。そして捉えられていた教皇シクストゥスはルクレツィアを使ってオスマントルコとイタリアを戦争させることを計画していたなどまったくごちゃごちゃしていくる。
もっと単純でスリリングの方が面白いのに。
ただシーズン2の最後はオトラントをオスマントルコが侵入しレオナルド達の運命がどうなるかと、シーズン3に続くのは盛り上げ方がうまい。

Davinci's Demons season 1 ダ・ヴィンチ・デーモン シーズン12013-

Davinci's Demons season 2 ダ・ヴィンチ・デーモン2 2014-

Davinci's Demons season 3 ダ・ヴィンチ・デーモン3 2015-

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レオナルドとゾロ、ニコの3人は、アメリゴ・ヴェスプッチを伴って紙葉の書を探して海の果てに行く。そして一足早くついていたジローラモとで会う。そこは、インカ帝国のマチュピチュの都市であった。

アメリゴ・ヴェスプッチは歴史上の有名な人物でフィレンツェ生まれ。南米大陸を何度か訪れ、アメリゴは1503年頃に論文『新世界』を発表する。彼らが訪れた南米はあ今まで記述されていない新大陸であることを記述したものであった。アメリゴのラテン語名アメリクス・ウェスプキウス (Americus Vespucius) の女性形からこの新大陸にアメリカという名前が付いた。

ルクレツィアの正体が明らかにされる。そしてローマ教皇シクスタスとルクレツィアの父の関係が明らかになる。彼らは双子の兄弟で、ルクレツィアの父こそが本当のローマ教皇であるが、弟の陰謀により監禁されていた。ルクレツィアは、バチカンからオスマン帝国の宝の剣を手に入れ、トルコに向かう。オスマン帝国の王子に会い、教皇シクストゥスが和平を求めているのでローマを訪れるように伝える。王子は、教皇シクストゥスに会いに行くが、そんな交渉は覚えがないと追い返す。
ルクレツィアは、不思議な力もを持つ女性から3日間尋問に会い。真実がわかる。教皇は二人がいて、本当の教皇は捕らえられていて、実はオスマントルコと戦争を望んでいることがわかる。
ロレンツォ・メディチは、ローマ教皇によるフィレンツェに対する処置に対して、ナポリ公国と手を結ぶために、レオナルドの父と共にナポリに赴く。しかしそこで捕らえられ、ナポリの王フェランテと息子のアルフォンソから厳しい仕打ちを受ける。フェランテの試練を切り抜けたロレンツォは、交渉の椅子につくが、そこに教皇シクストゥスが現れる。シクストゥスは、息子のアルフォンソと組んでフェランテを殺し、ロレンツォの計画を潰す。

ロレンツォの妻、クラリスは、ロレンツォのいないフィレンツェのメディチ家の運営に苦慮する。そこに、メディチの私生児カルロが現れ、クラリスの助けとなる。次第に彼ら深い関係になっていく。
マチュビチュを脱出したレオナルドたちは、フィレンツェに戻るが、ウルビーノ公によってフィレンツェは支配されていた。レオナルドとニコは捕らえられ、牢獄に入れられる。そこでヴァネッサと再会する。レオナルドは拷問にかけられようとするところをゾロアスターとアメリゴに助けられる。そしてウルビーノたちに対する反抗を始める。フィレンツェは解放され、クラリスがまた権力を回復する。レオナルドは、ヴェロッキオの工房に行き、ヴェロッキオは、レオナルドがマチュピチュから持ち帰った黄金の人形を修復したと伝える。そこには紙葉の書を探す手がかりがあった。ところがカルロが二人を襲う、ヴェロッキオを殺し、レオナルドを意識不明にして工房に火をつける。ドラゴネッティによってレオナルドは助けられた。ヴァネッサはジュリアーノの子供を産む。それは男の子だった。
クラリスは、メディチ家の銀行から大金が盗まれていること、そして犯人はカルロらしいことを知らされる。
レオナルドは、ミスリルの息子の一人アルアヒムから、紙葉の書はコンスタンチノープルにあること。そしてヴェロッキオの仇のカルロはナポリにいそうだと聞く。


リアリオは自分の罪を恥じ、捕らえられている本当の教皇のところに行き、許しを乞うが、シクストゥスはリアリオを許さない。リアリオはひどく傷つき、両腕を切って川に流される。そこでリアリオはラビリンスたちに助けられ、拷問のような儀式によってラビリンスの仲間にされる。そこにはカルロがいた。

ニコは、実は君主論、戦術論で有名なニッコロ・マキャヴェッリであった。

舞台になったオトラントは、今はプーリヤ州のイタリアが足とすると踵の先にある町である。1480年にはオスマン帝国に占領され、市民が大量に殺戮された(オトラントの戦い)。この占領にはオスマン帝国によるイタリア征服の意図があったとされるが、1481年、スルタン・メフメト2世の急死でオスマン軍は撤退した。
ナポリ王国は、フェルディナンド1世の後はフランス王ルイ12世に短期間征服され、アラゴン王フェルナンド2世によって再征服され、カスティーリャ=アラゴン連合王国(スペイン)へ併合された。

パッツィ家の陰謀にまつわる話は、ハンニバルのサードシーズンでもストーリーの要素となっている。