Insurgent ダイバージェントNEO 2015

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Insurgent ダイバージェントNEO 2015

監督: ロベルト・シュヴェンケ
出演: シャイリーン・ウッドリー, テオ・ジェームズ, オクタヴィア・スペンサー, ジェイ・コートニー

ストーリーの展開も、このSFの世界観もピンとこないのである。シャイリーン・ウッドリーはそれなりに可愛いいし、頑張って演技をしているのでついつい見てしまうのだが。なんだかわからないが、世界から締め出された、異端者が氾濫を起こして世界を転覆するだけのように思える。ダイバージェントの時の勇敢に入る儀式は、なんだかハリーポッターのようだし、世界が分かれているのは、ハンガーゲームのようだしなんだか人気小説をごちゃ混ぜにして、作り上げた現実感のない展開である。

この世界は、見ていてやっぱり違和感がある。社会を5つに分けかたがあまりに論理的ではない。5つの派閥がよく分からないのである。<勇敢><博学><平和><高潔><無欲>というのは、社会の構成要素とは違うと思うのだが。勇敢が軍隊、無欲が宗教家 博学が大学、支配者、官僚組織とするなら。高潔?は何だろう。平和は農業従事者だろうか。
そしてダイバージェント 異端者だけでなく、ファンクショレスまでいるのは何故だろう。なんだか社会の構成を分け切れていないと思えるし、ストーリー展開のご都合主義的な設定方法である。一つ一つの世界に役割分担はあるが、大した意味合いがないのである。

最終的に箱の秘密も大したことがない。それは過去からのメッセージである。"ダイバージェントの素質を持った人間が増えるまで、シカゴ市を世界から隔離することにした。"という。なんだか期待外れな秘密である。
ダイバージェントが他の構成組織よりも優れているということである。これも全く意味を持たないと思う得るのだ。才能が一杯あるということ、一つの枠にはまらないこと、それがどうして良いのかもわからないし、そのために不思議な能力があるというのもなんだが、現実感がない。

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