Total Recall トータル・リコール 2012

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Total Recall トータル・リコール 2012

監督: レン・ワイズマン
原作: フィリップ・K・ディック 追憶売ります
出演: コリン・ファレル, ケイト・ベッキンセール, ジェシカ・ビール, ブライアン・クランストン

この映画がリメイクでつくられる話はずいぶん前に聞いたのだが、日本でレンタルが開始されるまでは、なんと3年以上かかっている。どうして?あまり評判良くなかったのか?
やっと見れた感想である。
アーノルド・シュワルツェネッガーの映画も良かったが、こちらもしっかりCGが駆使されうまく作らている。
いつもこの映画は、途中でこんがらがる。この映画を見ながら自分もトータルリコールする。複雑なトリックがあるのである。題名のトータル・リコールには意味があるというところ。

舞台は、地球の近未来である。最近のSF映画の流行かもしれないが、これも格差社会、独裁的な支配がある。地球の表側には富裕層(大英帝国)、裏側には労働者層(植民地、オーストラリア)が住み、世界は真っ二つに分断され、地下一本のエレベーターシステムで繋がっている。
将来の夢が持てない労働者たちは、好みの記憶を買って自分の記憶に上書きすることでストレスを解消していた。ダグラス・クエイドもそのうちの一人で人工記憶センター、リコール社を訪れる。記憶が書き換えられようとしたその時、突然、知らない自分が目を覚ます。過去の自分が、いままで夢にでてきたスパイの姿は、本当だったのか。

トリックは、政府側のスパイ、ダグラス・クエイドが二重スパイになり、政府の記憶コントロールを受けて別の人間になっていた。レジスタンスと振りをするのである。それをレジスタントが助けて、首領のレジスタントの居所を突き止める手はずだったのだしかし。二重スパイになったダグラス・クエイドが、ミイラ取りがミイラになるのことわざ通り、本当のレジスタントになっていた。そして政府のコーヘイゲンを倒す。妻役のロリも。

ダグラス・クエイドが次第に自分を取り戻すところが良い。アクションも十分に面白い。CGもかなりのレベルである。
コリン・ファレルは、ウィンターズテイルが最近ではよかった。ロンドンブルバードも良かった。と言うことで強い個性はないが、かっこ良くて、これからも主演級で活躍する俳優だろう。
ケイト・ベッキンセールは、迫力ある女優だなと思ってみたけど、アンダーワールドのセレーネを演じていた。それなら納得。

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