Lost River ロスト・リバー 2014
監督, 脚本: ライアン・ゴズリング
出演: イアン・デ・カーステッカー, シアーシャ・ローナン, クリスティナ・ヘンドリックス, エヴァ・メンデス
不思議な幻想のストーリーだ。ライアン・ゴズリングが監督で脚本も書いている。なんだかオンリー・ゴッドを連想させる話である。
僕には子供の頃の夢を題材にしていると思える。なんだか不思議な町に、ぼんやりとした恐怖感がある。ボーンズを狙っているギャングのボス（ブリーはおそらくいじめっ子のあだ名）、水の中の町や、母が夜に行く不思議な店、そして何か自分に力を貸してくれる恐竜の頭。全てが子供の頃の漠然とした不安からくる話のように思える。
自分が恐怖に勝って水なんかに沈む町から恐竜の頭を取ってくると人生が変わる。そこに自分の勇気を試すのと子供から大人に変わる一つの儀式のようなものである。
ボーンズとラットは隣同士だが、物語では最初ははっきりした人間関係を描いていない。弟もあまり存在感がない。
映画全体に流れるくらい雰囲気と幻想感がいい。ラットが見晴らしの良い後部座席に座って走るシーンや車の上につけた恐竜の頭がなんとも言えずいいなと思う。
シアーシャ・ローナンは可愛い感じから美しくなった。暗いシーンが多いのだがそこに光が当たると面長な綺麗な顔が浮かび上がる。映画で歌っていたが、最後にも流れるが、彼女が歌っている。
クリスティナ・ヘンドリックスはドライブにイレーネ役で出ていた。
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