Valerie a týden divu 闇のバイブル/聖少女の詩 1970

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Valerie a týden divu 闇のバイブル/聖少女の詩 1970

監督・脚本:ヤロミール・イレシュ
原作:ヴィーチェスラフ・ネズヴァル
出演: ヤロスラヴァ・シャレロヴァ, ヘレナ・アニェゾヴァ, ペートル・コプリヴァ

まったく知らなかったこの映画。見て、ただの幻想風ロリータ映画と思ったが、ゴシック・ロリータ映画の最高峰と言われる作品とは。原作は、チェコ・シュールレアリスムグループの創始者でもある詩人ヴィーチェスラフ・ネズヴァルの少女ヴァレリエと不思議な一週間である。ただのエロス、幻想、悪魔、ロリータ、ヴァンパイア、牧師の堕落、近親相姦が入り混じっただけでストーリーとしか思えないのだが。撮影がすごいとも思いないのだが。1970年の作品とするとすごいのか。主演のヤロスラヴァ・シャレロヴァは当時13歳だったというから、今では問題になるんじゃないとの思えるくらいである。
確かに大人版不思議の国のアリスとも言えるが。年代的に考えると虫プロの哀しみのベラドンナ 1973もこの映画に影響されたのかもしれない。
ストーリーは結果的に夢から覚めるんだが。これを1970年当時観ていたらどうだったのだろうか、印象は違ったのだろうか。それとも見たけど、記憶がないのか。
HDリマスター版で復刻したのでレンタルがあったんだ。

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