dreaming on clouds

In Your Eyes イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち 2014

監督: ブリン・ヒル
脚本・製作総指揮: ジョス・ウェドン
出演: ゾーイ・カザン, マイケル・スタール＝デヴィッド, マーク・フォイアスタイン, ニッキー・リード, スティーヴ・ハリス

これは、設定が面白いでけでなくてストーリーの展開がよく脚本がいい。
見ながら笑いがこみ上げてくるところが要所要所ある。楽しいラブコメでもある。

お互いの目を通して見えるのが面白いんだが、映画ではお互いにずっと話し合っている。でもこれはずっと携帯電話をかけているのと変わらないところがある。確かにお互いの痛みなども感じることができる。ちょっとしたテレパシーなんだが、

二人だけの世界を作った確かにロマンスの映画だが、でも本当にロマンスの映画だろうか。見終わって最後の結末にすこし違和感を感じてしまう。それは、彼らは彼らの世界から逃げて二人だけの世界に入ってしまうからである。

しわせな結婚をしていたはずのレベッカが、ディランと繋がって不幸になっていく。
ディランは最初から不幸で、誰からも見向きされない。レベッカと繋がって心の拠り所ができた。
僕には、こんな展開をかけるのは、寂しい男の側から書いた小説だろうな。好きな人に対して片思いで、テレパシーでお互いだけがつながったらもっともっと親しくなると思って作られた。これがお互いに嫌いになったら最低な設定で、不幸になるはずなのだが。

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