銀色の髪のアギト 2006

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

銀色の髪のアギト 2006

監督: 杉山慶一
出演: 勝地涼, 宮崎あおい

少年が思い浮かべる夢の実現である。冒険、成長(精神的なものだけでなく不思議な力もだろう)、そして出合いである。これがかなうアニメである。
宮崎駿のアニメに近いチャラクターの描き方であり、絵もそうである。ストーリーの展開は楽しいし、見終わった時も爽快感がある。ただアニメショーン制作会社らしくここはどうしても見せたい的なアニメのシーンがあってストーリーの展開の軽快さを壊しているところもあった。特にイストークが起動されて山が動いているシーンはあまりにつまらない。というか山が動くってあまり絵にならないだろう。

戦車などのメカが3Dで描かれているが、他のアニメとトーンがうまくあっていないのですぐここは3Dソフトで作ったとすぐわかってしまうのが残念。

文明が崩壊した世界は、意志を持った植物達が支配する森と、荒地に分断されていたとういう設定はやや不明なんだが、特に銀色の髪になるということがあまり説明なかった。森の代弁者であり妖精みたいな双子と契約し植物の芽を体内に取り込むことでその人間は銀髪の強化体となる。
なぜ中立の街を作った3人が強化体になったのは、森とどんな契約をしたんだろう。

My Rating(評価): 14/20
アクセス数:8