花宵道中 2014

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花宵道中 2014

監督: 豊島圭介
原作: 宮木あや子
出演: 安達祐実, 淵上泰史

花宵道中(はなよいどうちゅう)は、宮木あや子原作の江戸吉原の小見世・山田屋が舞台。5部構成の一つで、朝霧が主人公。

今まで男には恋心をいだかなかった朝霧が半次郎と出会って恋に落ちる。それも悲劇的な恋に。全体の出来としてこれが文学作品まで映画として昇華できたかというとノーである。ただの18禁のセックスを絡めた女郎の話になっている。確かに安達祐実の大胆なヌードが売りなんだろう。
半次郎が打ち首になるところもぼやけているし、投身自殺もそれはそれでクライマックスなんだが、全く描かれていない。
監督してはもっとクールに描きたかったのだろうが、ただセックスのシーンだけが際立ってしまっている。残念。原作も18Rの小説だからそうなんだろうが。

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