The Young and Prodigious T.S. Spivet 天才スピヴェット 2013

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The Young and Prodigious T.S. Spivet 天才スピヴェット 2013

監督: ジャン=ピエール・ジュネ
出演: ヘレナ・ボナム=カーター, ジュディ・デイヴィス, カラム・キース・レ二―, カイル・キャトレット, ニーアム・ウィルソン

モンタナの牧場で暮らすスピヴェットとその家族。昆虫学者の母のキャラもいいし、カウボーイ気質の父もいい。姉グレーシーは、ミス・アメリカになる夢を持っている。面白い家族である。

スピヴェットの才能は誰にも理解されていなかった。学校の先生は彼のことを馬鹿にしていた(これはよくあることだ)。突然スミソニアン美術館からスピヴェットに電話がかかってきた。そしてワシントンDCまで一人で旅に出る。そこで出会う人々がまた面白い。本当に大人はいい人ばかりではない。

授賞式での告白は面白いんだが、彼が持っていた心の傷と、授賞式に旅をした気持ちの関連性がわかりにくかった。でも考えてみると、彼は授賞式に出かける旅は、一つの独立、自我の成長の旅なのだろう。彼が一人で旅をすることですこし大人になった。勇気を持った。やっと双子の弟レイトンの事故ののことが言えるようになったのだろう。

全体のながれはユーモアに富んでいて、飽きない展開である。なのに最後に、心の奥に深く入ってこないのはどうしてだろう。やっぱりスピヴェットがスピーチの時にちゃんと展開を理解していたらもっと感動したかもしれない。

子供が見ても楽しい映画である。でも最後の展開を理解するには難しいかも。でも全体が面白いからいいか。

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