Exodus: Gods and Kings エクソダス:神と王 2014

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Exodus: Gods and Kings エクソダス:神と王 2014

監督: リドリー・スコット
出演: クリスチャン・ベール, ジョエル・エドガートン, ジョン・タトゥーロ, シガーニー・ウィーバー, ベン・キングズレー

リドリー・スコット監督の作品は全体的に好きなのだが、この映画は、んーというところか。
チャールトン・ヘストン主演の十戒と比較されるのは当たり前であるが、十戒は220分の上映時間がであり、この映画は150分ということでなんだかダイジェスト版みたいな感じがしてしまう。神が起こす奇跡に対して、ドラマティックな描き方がされていない。その点が見ているものに期待外れ感を起こしていると思う。そしてダイジェスト版であるの、出エジプトの出来事に対してやや中途半端な印象を受ける。

今回の映画ではモーセとチッポラの夫婦の関係が一番重く描かれている。子供の姿をした神はモーゼの疑問に答えているようにも見えますが、どちらかといえば全てが運命的に起きているだけのように描かれているとも思えます。

特に海が割れてエジプト軍から逃げ切れるところはもっとハラハラドキドキあってもいいんだが、なんだか、モーゼとラムセスの戦いをメインに描いている。ちょっとここも期待外れか。

今回のエクソダスのところで重要なところは、放浪の末に彼はシナイ山の麓に辿り付き、そこで羊飼い達に救われた。彼は族長のジェスロから仲間として認められ、7人姉妹の長女・チッポラを妻として新たな生活を始めるというところかな。これは再度頭に入れておこう。
歴史的な誤りとして、ピラミッドやスフィンクスの建設はユダヤ教の祖とされるアブラハムが現れる時代よりも500年以上前であるのに、それらをユダヤ人奴隷が建設したことになっている。これは間違いなのは確かである。

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