Interstellar インターステラー 2014

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Interstellar インターステラー 2014

監督: クリストファー・ノーラン
出演: マシュー・マコノヒー, アン・ハサウェイ, ジェシカ・チャステイン, エレン・バースティン, マイケル・ケイン

第87回アカデミー賞視覚効果賞

久しぶりのSF映画の佳作である。
近未来の地球の設定。植物が育たず、異常気象などにより地球は滅亡の危機に瀕していた。
元宇宙飛行士クーパーは、義父、15歳の息子トムと10歳の娘マーフと暮らして、トウモロコシ農場を営んでいた。マーフは自分の部屋の本棚から本がひとりでに落ちる現象のは、幽霊のせいだと信じていたが、ある日クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進法のメッセージではないかと考える。メッセージを解読して、クーパーとマーフは秘密施設に到着する。そしてそこが消滅された思われたNASAの施設だった。
NASAは土星近傍のワームホールを通り抜けて、別の銀河に人類の新天地を求めるプロジェクト――ラザロ計画を遂行していた。

最後のクーパーの次元移動には、あまり賢くない展開である。あまりに都合が良すぎるのだが。しかしそれまでの展開は面白い。ただ次元を超えたコミュニケーションや鏡の裏側を使ったのは昔のSFにも同じような設定があったような気がする。

光を超えるスピードで旅をする時の時間の経過が違うのは確かなのだが。これもストーリーの展開にうまく利用されている感があり、自然の摂理には勝てないという根本に立っているのだが、そこをうまく捻じ曲げてストーリーが展開されてしまうことには違和感が残る。
理論物理学者のキップ・ソーンなどの協力により作り上げられたCGウォームホールやブラックホールの描き方は、なるほど専門家が考えて作り上げられたものかと思えば面白い。

マシュー・マコノヒーは、ダラス・バイヤーズクラブでアカデミー主演男優賞を取っているがあの時のイメージとは別人である。あの時が異常に痩せていたのであるが。コンタクトでも出演していたのは、映画プロデューサーのリンダ・オブストが今回も関係しているからかもしれない。リンカーン弁護士が印象深かった。
アン・ハサウェイは、プリティ・プリンセス以来、年を重ねても相変わらず綺麗だが、レ・ミゼラブルでアカデミー助演女優賞を獲得して波に乗っている。クリストファー・ノーランが監督したダークナイト ライジングでも出演している。

マーフの少女時代を演じているマケンジー・フォイは、見覚えがあると思っていたが、
トワイライト・サーガのベラとエドワードの娘役で出演していた。

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