百瀬、こっちを向いて。2014

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百瀬、こっちを向いて。2014

監督: 耶雲哉治
原作: 中田永一
出演: 早見あかり, 竹内太郎, 石橋杏奈, 工藤阿須加, 向井理

さわやかな高校時代の恋愛ストーリーである。すごく微笑ましい。見ながら百瀬、こっちを向いてと言いたくなるほど。

原作では、相原ノボルが東京の大学卒業後に博多に戻った時に神林先輩に会うと言う設定だが、映画では、相原が小説を書いたの機械に母校で講演をするために博多に戻ることになっている。神林先輩も宮崎先輩と結婚して子供がいる設定だ。

高校一年の時に宮崎先輩から百瀬という女の子とつきあってる振りをしてほしいと頼まれた。百瀬は本当は宮崎先輩が好きでこっそりつきあっていたが、宮崎には神林という高校で一番の美人と付き合っていた。
この設定で、相原と百瀬の不思議な関係が始まるのだが、次第に相原は百瀬のことが好きになって行く。切ない初恋物語なのである。

彼らと宮崎先輩、神林先輩をいれたダブルデートの設定も面白い。相原のちょっと切なくはかない恋は終わってしまうのだが、その切なさが誰にも高校時代の恋を思い出させて和ませる効果があるのかも。

早見あかりは、長澤まさみ似の可愛いこだが、やや大人びていて他の出演者よりも年上のような感じを受ける。でもまだ19歳なんだ。そしてももいろクロバーに在籍していたとは。

刑事ジョン・ブック 目撃者の映画を二人で見に行くのだが、この映画は1985年の映画で僕もすごく好きな映画である。ということはこの物語の時代設定はかなり古そうだ。森鴎外の舞姫も今の高校生が読むんだろうか?ノヴァーリスの青い花は知らない。でもこの小説も古典である。
しかし携帯は新しいんだが。映画のリバイバルを見たと言うことにしておこうか。原作者は、中田永一で、乙一、山白朝子などのペンネームもあるが、1978年生まれだ。

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