Dallas Buyers Club ダラス・バイヤーズクラブ 2013
監督: ジャン=マルク・ヴァレ
出演: マシュー・マコノヒー, ジャレッド・レト, ジェニファー・ガーナー, デニス・オヘア, スティーブ・ザーン
第86回アカデミー賞アカデミー主演男優賞、助演男優賞、メイク・ヘアスタイリング賞
エイズと宣告されたからの彼の生きるパワーに圧倒される。ここまで、病気に対して戦うことができることに拍手である。
特に認可の降りていない、効果もないかもしれない薬をどんどん手に入れいく。日本のインターフェロンまで手に入れている。彼のやったことは間違いだろうか?いや、彼はそれによって当時としては遥かに長生きしたのだから。
テキサスを舞台に余命が30日と宣言された人間の実話。
エイズだと分かると、自分の偏見と同じように、ゲイだと思われるとのは当然だろう。それにしてものロン・ウッドルーフの病的な痩せ方は本当にリアルである。レイヨンをつかって会員を募るもの面白い設定だ。
実際には、レイヨンとイヴは存在しない。
マシュー・マコノヒーもジャレッド・レトにしてもこんなに痩せているとは。役とは言え壮絶な痩せ方である。精神力もすごいと思う。
ロン・ウッドルーフの馬鹿げたほどの生きる力をこの映画で見せてくれる。こうした生き方を見ると生きて行くことに勇気づけられる人がたくさんいる。
治験薬はその効果、副作用がはっきりするまで公的には薬を手に入れることは出来ない。アメリカ食品医薬品局(FDA)というのはアメリカの食品、医薬品などを管理するところである。彼らの権限が強いため、安全な食品や薬がアメリカでは保証されていると言っていいのだが。
確かに薬を売らないで、会費を徴収してクラブ会員に薬をただ提供すると言うのは違法すれすれであるがうまく法の目をかいくぐっている。非常にうまい方法だ。これを考えつくとはすごいと思う。
治療薬のAZTは、抗がん剤として作られたが、HIVに対して効果があることがわかり世界初の抗HIV剤として認められた。しかし副作用として骨髄抑制があるので、投与量の設定が難しかった。
音楽は T. RexのLife Is Strange, Ballrooms of Mars, Main Manなどがながれるのがいいね。
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