The Amazing Spider-Man 2 アメイジング・スパイダーマン2 2014
監督: マーク・ウェブ
出演: アンドリュー・ガーフィールド, エマ・ストーン, ジェイミー・フォックス, デイン・デハーン
マーヴェルコミックのタイトルと同じThe Amazing Spider-Man、シリーズである。スパイダーマンをよく知っている人は、この2で何が起きるのか分かっていたはず。グリーンゴブリンに、グウェンが殺されるのである。これが最後の盛り上がりになるようにどのようにストーリーが展開するかが見所だろう。
ニューヨークの町中を縦横無尽に移動するスパイダーマンから始まるのだが、サム・ライミのスパイダーマンとは動きも違う。ただ僕には、もう少しCGとして景色にもう少しとけ込んでほしかったがやや浮き上がって見えてしまうのが残念だった。
これは普通に35mm filmで撮影したものに、後でCGを加工しているせいかもしれない。
今回は最初はグェンと付き合っていて、人助けをしているスパイダーマンから始まる。コミックのスパイダーマンでもおなじみの冗談をいいながら犯人を捕まえたりする。
グウェンがスパイダーマンに助けられて、残されるときにピーターと叫んでしまい、口を抑えたのは、エマ・ストーンの間違い。でもこれを監督はシーンとして使った。あの印象的なグェンの卒業スピーチはエマ・ストーン自身が書いたものらしい。
アンドリュー・ガーフィールドが演じるピーター・パーカーにも少しずつ慣れてきた。彼の笑顔は魅力的である。
エレクトロのCGの使い方がうまい。今回はグリーンゴブリンでなくてエレクトロが最大のスパイダーマンになっている。
グウェンが殺される最終シーンはもっと、迫力のあるシーンがあったはずなのに、アメリカの年齢制限を考えてかなりカットされているらしい。やっぱりノーカット版がいずれDVDで発売されるまで待つしかないだろう。
ウェブシューターが壊れないようにエレクトロ対策として磁石を使うところはあまり理解できなかったんだけど。あれでいいんだろうか??
今回悪役には、ライノがでているが、ブラックキャットも出る予定だったがカットされている。フェリシアが、ハーリーとタッグを組んでいたようだ。
スパイダーマンの敵は、やっぱりバットマンの敵のキャラクターと似ている。これは、同じマーベルコミックだから仕方がないのか。
スパイダーマンのキャラクターは、マーベルコミックの中では、同じような特徴があると感じてしまう。ピーター・パーカーは最初からくらい傷を背負っている。両親がいない。叔父叔母に育てられた。グウェン・ステイシーの父から、彼女を危険に巻き込まないために別れるように死に際に言われた。ピーターのテーマは孤独。愛する人にいつも去られて行く。父も母も、そして叔父のベンも。今度はグェンだ。どんなに力を持っていても、どんなに正義を尽くしても、愛する人が去って行くし、もう普通の人間には戻れない。
そしてスパイダーマンにはいろいろな罪のテーマがある。7つの大罪に関連しているのか。
前回The Amazing Spider-Manでは、ピーターが持った優越感(傲慢)に対する厳しい罰が、叔父のベンを死をもたらす。
今回のエレクトロの原動力である嫉妬だろう。電気技師のマックスが、自身の命を助けてくれたスパイダーマンを好きだったのに、力を持ったとたんに、スパイダーマンは人々から愛されるのに自分は好かれていないことに怒りを覚える。
ノーマン・オズボーンもハリー・オズボーンもどちらのテーマもどん欲と傲慢である。そして怒りにつながる。
Spider-Man 3 2007 スパイダーマン3のコメント
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