dreaming on clouds

The Wolf of Wall Street ウルフ・オブ・ウォールストリート 2013

監督: マーティン・スコセッシ
原作: ジョーダン・ベルフォート
出演: レオナルド・ディカプリオ, ジョナ・ヒル, マーゴット・ロビー, マシュー・マコノヒー, ジョン・ファヴロー

実在の人物ジョーダン・ベルフォートを描いた映画。彼が作った株式仲介会社のストラットン・オークモントで、1ドルにも満たないペニー(クズ)株を巧みな話術で金持ちに売りつけ、巨万の富を得る。麻薬に溺れ、金をスイスの銀行に隠したりした。
まず株の仲介業の職業自体がバブルの象徴みたいだ。昼間から酒を飲み続け、会社中がハイテンション。そして主人公のジョーダンは飛行機の中でラリっていたり、フェラーリをぼろぼろしたり、嵐の海にでて豪華なよっとを沈没させたりと、ただの成金だけでなく、スーパーにはめを外しまくっている。信じられないくらい狂っている世界だが、実話なところがすごい。

脚本がやっぱりいい、実話らしいスピーディーな展開でウォール街の裏の面を興味深く描いている。心に強く訴える所はどこもないが、昔のバブルのどんちゃん騒ぎをもう一度楽しみたい人にはいい映画だ。

レオナルド・ディカプリオの一発屋的な、伸し上がりの人生を演じるのは本当にうまい。ジョナ・ヒルが演じているドニーも非常に味がある。ナオミ役のマーゴット・ロビーは魅力的な女優。これから肉感的な女優としてどんどん映画に出てきそうである。

ビリー・ジョーのムーヴィングアウトや、サイモンとガーファンクルのミセス・ロビンソン（映画では、レモンヘッズが歌っている）など懐かしい曲が出てくる。

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