World War Z ワールド・ウォーZ 2013
監督: マーク・フォスター
出演: ブラッド・ピット, ミレイユ・イーノス, マシュー・フォックス, デヴィッド・モース
ブラッド・ピット演じるジェリーが八面六臂の活躍して、ゾンビをやっつけるワンマンショーである。
どのゾンビ映画も面白いところは、ゾンピが突然現れる所である。そして大混乱する状況をどのように描くかで映画のおもしろさが決まってしまう。この映画は、フィラデルフィアでのパニック、ビルでのパニック、イスラエル市街でのパニック、飛行機内でのパニック、そして研究所でのパニックと至る所で起こる。今まで描かれて来たあらゆるゾンビ映画の要素を入れている。それにしてもジェリーは強すぎるのだが。
映画に使われているCGが精密に出来ている。本当に最近の映画はCGなしではツくらえないのではないかと思える。
論理的にはゾンビのウイルスもしくはゾンビに感染したものが、病気になった者を襲わないのはおかしいんだが。なぜならゾンビのウイルス自体が人間を病気にしてしまうからである。病気が嫌いなウイルスなら、感染後は人間を健全な身体に維持して行くはずであるからである。どこか矛盾していると思うのだが。もうすこし深く感が抜かれた解決策ならもっと面白かったかも。
娯楽性はすばらしい。ストーリーとしては、娯楽性を大事にして犠牲にしている部分が多いかも。完成度はまぁまぁ。映画の深みとしてはそれほどではない。
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