Stoker イノセント・ガーデン 2013

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Stoker イノセント・ガーデン 2013

監督: パク・チャヌク
出演: ミア・ワシコウスカ, ニコール・キッドマン, マシュー・グード

インディアが次第に、叔父チャーリーの正体に気づき始めるのと同時に、自分の中にあるものも気づき始める。確かにヒッチコックの疑惑の影に近いモチーフも在るんだが、それとは全く違う。この展開は面白いんだが、全体的な印象としては不発である。今まであったサスペンスストーリーにエロティックな部分を加えただけである。最終的に、インディの母がいったいどうなったか。ここが今ひとつなところなのかも。最後のシーンは面白いし予想以上なんだが。

一番面白かったのは、メトロノームの音をバックにインディアがベットでする仕草と、チャーリーが砂場で寝転がってする仕草が同じである所である。映画の題名はStokerである。これはインディアとチャーリーの血のつながりを表しているのだろう。ただこの血のつながりはこの二人の関係のみである。もう少し過去のストーカー家が描かれていると面白かったのだが。
母エヴリンの役割が全く不明のまま終わっている。

アリス・イン・ワンダーランドやジェーン・エアに出演したミア・ワシコウスカである。映画が変わるたびになんか顔の表情を変えている。不思議な存在である。母を演じたニコール・キッドマンはまたエロティックであるがなにかスター性が徐々に少なくなっているように感じてしまう。

ブルゴーニュのワインが何度も出てくるのだが、銘柄ははっきりしない。黒いエチケットだからカミュかドミニク・ローランと思うんだが。

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