Wunderkinder 命をつなぐバイオリン 2011

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Wunderkinder 命をつなぐバイオリン 2011

監督: マルクス・O・ローゼンミュラー
出演: エリン・コレフ, イーモゲン・ブレル, マチルダ・アダミク

ウクライナに住むユダヤ人の二人アブラーシャ、ラリッサとドイツ人のハンナの友情を描く。時代は、ナチスが独ソ不可侵条約を破りソ連に侵攻する時のウクライナ。

ユダヤ人の二人はヴァイオリンのアブラーシャとピアノのラリッさは神童と呼ばれる子供達。カーネギーの演奏も決まっていた。そこにドイツが侵攻してくる。最初はドイツ人のハンナ達がウクライナの警察から捕まりそうになる所を
アブラーシャとラリッサの家族が助ける。その後ドイツ軍が侵攻し立場が逆転する。二人のユダヤ人の家族は連れ去られ列車に乗せられ強制収容所に送られる。アブラーシャとラリッサもナチスにつかまるのだが、最後にナチス大佐シュヴァルトウから完璧な演奏を行えば強制収容所送りを免除することを約束される。

ドイツが作った戦争悲劇と音楽の映画である。音楽の質が非常に高いしストーリは単純に悲しい悲劇を描いている。それで十分に見る価値がある。

この映画は,何と言ってもエリン・コレフのヴィオリンの演奏である。素晴らしい。これほどまでに上手いとは。彼は、1996年生まれである。実際に彼は、12歳の時にカーネギーホールで演奏している。

サラサーテのツィゴイネルワイゼン
ハンガリー舞曲
ブラームスバイオリン協奏曲
モーツァルトのバイオリンソナタKV301
リムスキー=コルサコフの熊蜂の飛行
ブラームスのヴァイオリン協奏曲 ニ長調
などの名曲の演奏の他にもこの映画のテーマとも言えるラリッさが作曲したテーマ曲Larissas Leidは素晴らしい曲である。

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