Safe House デンジャラス・ラン 2012

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: ダニエル・エスピノーサ
出演: デンゼル・ワシントン, ライアン・レイノルズ, ヴェラ・ファーミガ, ブレンダン・グリーソン, サム・シェパード

デンゼル・ワシントンが出ているならちゃんとした映画だろうと思ってみてしまうんだが、この映画も当たりだった。南アフリカが舞台なのが珍しい。

デンゼル・ワシントンが演じる元CIA工作員トビン・フロストが命を狙われる。そして逃げ込んだ先がアメリカ大使館。CIAが尋問の為に使うセイフハウス(これが原題)にトビン・フロストが送られる。そこを管理していたのがCIAの若手のマット・ウェストン。マットはこのつまらない仕事から早く別の任務に就きたいと考えていた。

原題がなぜセイフハウスなのか、最初はどうしてかと思って見ていたが、次第にその意味が分かるようになる。ストーリーの展開はボーンシリーズを彷彿とさせる緊迫したスパイ映画である。見ていてCIAの本部はボーンシリーズと変わらない設定である。これもボーンシリーズかと錯覚してしまう。それにしてもデンゼル・ワシントンの演技は素晴らしい。彼の表情だけで映画にしっかりとした緊張感がでてくる。アクションも面白く、サスペンスも素晴らしい映画である。

最初にトビン・フロストが機密情報を得る時に飲むのがペトリュス1972。ただ映画のなかでボトルのエチケットを見せないので、空き瓶も手に入らなかったんだろう。トビン・フロストが昔の仕事仲間とワインを飲みかわすときには、フロストの好きな銘柄らしいが、はっきりとコメントがない。
そしてトビン・フロストが死ぬ間際にピノ・タージュは、素晴らしい香りだとつぶやく。ピノ・タージュは南アフリカ独自のワインに使われる品種。これはピノ・ノワールとサンソーの交配品種。

My Rating(評価): 15/20
アクセス数:79