The Samaritan コンフィデンスマン/ある詐欺師の男 2012

  • 投稿日:
  • 更新日:
  • by
  • カテゴリ:

監督: デヴィッド・ウィーヴァー
出演: サミュエル・L・ジャクソン, ルーク・カービー, ルース・ネッガ, トム・ウィルキンソン

邦題がコンフィデンスマン/ある詐欺師の男になっていて、ポスターにも英語そう書いてあるからオリジナルもそうかと思っていたら、The Samaritanである。この題名は映画の中ででてくる詐欺の方法である。この方がよっぽど良いと思うんだが。

サマリア人(さまりあびと)とは、イスラエル人と、アッシリアからサマリアに来た移民との間に生まれた人々とその子孫のことをいう。イエスの教えの隣人について善きサマリア人の話が出てくる。善きサマリア人とは、そのことによって、自分が不利益を被るリスクを顧みず人助けをする行為。イギリスには、good Samaritan lawがあり、困っている人がいて、その人が知らない人でも助けなくては行けないという法律である。実際には海外に行く人は知っていなくは行けない常識なんだが。

詐欺のプロットは、お金を税金がかからないような転送の仕組みを知っていることを偶然に明かして、頼まれたお金をうまく転送するように見せかけてだまし取る。この詐欺の方法は、こちらか持ちかけるのではなくて、相手に頼ませて、こちらは親切でやっているようだまして詐欺することだろう。

サミュエル・L・ジャクソンの演技は渋くて光っていた。ストーリも面白く、最後の展開も人ひねり合って面白かった。他の出演者もリアル感があってよい。ルース・ネッガは美人ではないが魅力的な演技をしている。イーサンを演じてるルーク・カービーも、悪役が似合った演技である。

25年間、親友を殺した罪で監獄に入っていたフォーリが釈放された。そこで待っていたのは、殺した親友の子供イーサンである。イーサンか詐欺をまたやってくれないかと持ちかけられる。イーサンから引き合わせられた女性は、アイリス。しかしそこにイーサンの罠があった。
最終的にイーサンとフォーリがサマリタンとう詐欺をするのだが。

途中に親友を殺した理由がフォーリが語るが、それを強要したボスについては語られていない。イーサンの父がどんな人物だったかもあまり語られていない。

悪役のボスゼビアーがワインについて蘊蓄を語っている。ドンペリ、ヴーブクリコについて話しているが、1996 ビルカール・サルモンそして、1959のビルカール・サルモンを語っている。最近はビルカール・サルモンが人気なのがわかる。映画の後半でまた1959 ラフィット・ロートシルト、 1961のオーブリオンについて語っているんだが、よっぽど古いビッグヴィンテージが好きなんだ。どれもすごいヴィンテージばかりだが,飲んでいるシーンはどこにもない。

My Rating(評価): 14/20
アクセス数:31