Double Indemnity 1944 深夜の告白

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監督: ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー、レイモンド・チャンドラー
出演: フレッド・マクマレイ, エドワード・G・ロビンソン、バーバラ・スタンウィック、ジーン・ヘザー

ジェイムズ・M・ケインの倍額保険を原作にビリー・ワイルダーとレイモンド・チャンドラーが脚本を書いた。ビリー・ワイルダーとレイモンド・チャンドラーがすごく仲が悪かったのは有名である。
不倫、保険金殺人がテーマの映画。チャンドラーらしい雰囲気が一杯出ている映画である。内容は確かにフィルム・ノワールである。あの時代どうして犯罪に絡んだ行き場のない結末が好まれたのかはわからないのだが。
この映画も松葉杖で歩く男の後ろ姿を映し出すプロローグが素晴らしい。告白シーンは非常に良いし、その結末もなるほど思える。さすが、フィルム・ノワールの傑作である。
エドワード・G・ロビンソンは、懐かしい俳優である。彼の独特の風貌と言い回しは一度見た人には記憶に残る。十戒、キー・ラーゴ、シンシナティ・キッドなどにも出演している。フレッド・マクマレイは、このような映画の主人公には似つかわしくないもっと明るい映画ででている俳優である印象があるんだが。バーバラ・スタンウィックもThe Lady Eveに主演している往年の大女優である。

フィルム・ノワールは、虚無的・悲観的・退廃的な指向性を持つ犯罪映画 で、1940年代前半から1950年代後期にかけて、主にアメリカで製作された犯罪映画を指す。多くのフィルム・ノワールには、男を堕落させる運命の女、危険な女"ファム・ファタール"が登場する。
こうした雰囲気の日本映画やフランス映画もたくさんある。

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