A Heavenly Vintage 2009 The Vintner's Luck 約束の葡萄畑 -あるワイン醸造家の物語

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原作:エリザベス・ノック
監督: ニキ・カーロ
出演: ジェレミー・レニエ, ギャスパー・ウリエル, ヴェラ・ファーミガ, ケイシャ・キャッスル=ヒューズ

ワインラバーとしては、見なくは行けなかった映画。でも、ストーリーの弱さが隠せずがっかりしたことは確か。

どこが良かったかと言えば、
ワイン作りについてやや詳しく語られている所。ソブラン・ジョドーが、自分のぶどうを使って醸造されたワインを飲んで汚い衣装をまとった美少女と表現するのは面白い。ヴィンテージに対する意見やテロワールなどにこだわりがある。そしてやはりケイシャ・キャッスル=ヒューズが美しいところ。

問題は、
天使ザスの役割がはっきりしない。天使とソブラン・ジョドーが一体どんな関係なのか不明、ゲイ的な関係も表現されているのだが、十分映画の中では踏み込んでいない。それで彼が堕天使であることも。僕にはその必然性がわからない。
ワイン通であれば、あるほどもっと詳しく表現して欲しかった部分が中途半端な所である。フィロキセラによるぶどうの木の病気と思われるが、それは1864年以降だから時代設定に無理があるんじゃなないか。何が約束のぶどう畑かはわからなかった。実際に天使が育てて見なさいといった尾根のぶどう畑からで来たワインは1815年のワイン?他の土地のとのちがはどこにあるんだという感じ。最初に映っている収穫されている葡萄が、ピノ・ノワールかどうかわからない。

全体的に見る前の期待にはそわず、とても素材が生かされていなくて残念。

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