監督：三池崇史
原作：滝口康彦
脚本：山岸きくみ
出演: 市川海老蔵, 瑛太, 役所広司, 満島ひかり
切腹をテーマにした映画。映画切腹の原作、滝口康彦の「異聞浪人記」を再映画化。
切腹を口にした男は、武士の面目にかけてもそれをやり遂げなくては行けない。武士の面目に対する復讐が始まる。人を切って殺す事で復讐するのではなく、彼らの面目を潰す事で切腹に追い込むのである。しかし、最後に家老・斎藤勘解由は面目を顧みず命を長らえる。
井伊家の玄関の作りが素晴らしい。そして黒いトーンのふすまと赤黒い甲冑のコントラストが美しい。最後の竹光で大立ち回りをする海老蔵の殺陣が素晴らしい。そして海老蔵の目力がすごい。
以前の切腹も見ているのだが、確かにずしんと来る映画だった。ただ比較してみていないのであまり言えないのが残念。
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