Sweetheart Chelsea Cain ビューティ・キラー2 犠牲チェルシー・ケイン

第一作を読んで面白くてこれは読み続ける価値があると思い第二作も読んだ。期待通の面白さであり今後がもっと期待できるかもしれない。ただキャラクターがあまりに濃いので、ストーリーがうまく展開しないと飽きてしまう可能性も高いかも。

オレゴン州のポートランド市警の刑事アーチーとシリアルキラーでビューティーキラーと呼ばれるグレッチェンとの妖しい関係を背景に起る殺人事件。そして新聞記者スーザンの上司のパークと上院議員が事故死する。複雑な事件が絡み合い、グレッチェンが逃亡してしまう。

当然グレッチェンは、この小説の主人公であり、女版レクターがそのまま囚われの身でいる訳はない。なぜかグレッチェンの危険性が薄まり、アーチーとの異常な関係の方がクローズアップされてしまった作品である。

今回もAudio bookで聞いていたが、ストーリーの展開のスピード感は全作品と変わらずあり、読んでいる人を飽きさせない。この小説は、グレッチェンが自由になり今後の展開がもっと面白くなる序章と考えてよいんだろう。

ビュティーキラーシリーズ

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