The Expanse season2 エクスパンス -巨獣めざめる- シーズン2 2016-

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The Expanse season2 エクスパンス -巨獣めざめる- シーズン2The Expanse season2 エクスパンス -巨獣めざめる- シーズン2 2016-

制作: マーク・ファーガス, ホーク・オストビー
原作: ジェームズ・S・A・コーリー 巨獣めざめる シリーズ
出演: トーマス・ジェーン, スティーヴン・ストレイト, キャス・アンヴァー, ドミニク・ティッパー, ウェス・チャサム, パウロ・コスタンゾ, フランキー・アダムス, フロランス・フェーヴル, ショーン・ドイル, ショーレ・アグダシュルー

ホールデン達が乗ったロシナンテ号の冒険、ジュリーが感染しエロス全体が被害を負わせたプロト分子の能力、そして地球と火星そしてベルター達の紛争。
この展開がシーズン2の内容であるが、エロスが地球に衝突するという重大な危機に直面する。ジュリーの父親のジュール=ピエール・マウの陰謀はどんどん進展して行く。アヴァサララの平和交渉はなかなか進展しない。
そして火星もプロト分子の研究を手に入れていた。

なかなか目が離せない展開である。プロト分子というのは何でもありの秘密兵器だから物語の展開はどんな風にでも変えれそうだ。ただ、金星に衝突したエロスは金星を大きく変えて行くだろう。
ホールデンの行動は画一的で、やっぱり好きになれない。ナオミの最後の行動もどうかしている。プロト分子をジョンソンに渡すことは非常に危険なのに。どちらかといえば冷静な知的な対応によって物語が進むのではなく、
一時の感情によって、作者の思い通りの展開になってしまっているのがつまらない。なにか大きなプロト分子という哲学的なものを描いているようで、ただのスペース冒険劇的である。
それでもSyFyのテレビドラマとしてはかなりよくできた話の展開でこれからも見るだろう。

CGは素晴らしい。宇宙戦、宇宙が素晴らしく描かれエイル。ただ、宇宙遊泳の時の照明がうまく調節されていないので、宇宙服が宇宙の背景にうまく溶け込んでいない。

My Rating(評価): 15/20
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シーズン2のあらすじ

ミラーとホールデンはロシナンテ号で、被爆治療を受けて回復して行く。アヌビスの回収物からプロト分子のサンプルが見つかり、小惑星帯の中に隠す。
火星艦隊はフェーベ・ステーションを破壊する。
ジュール=ピエール・マウからアヴァサララは命を狙われていることを知り、コティアールを警備に雇う

ホールデンたちは、ティコ・ステーションに戻る。
ジョンソンとともにホールデン達は、エロスを実験台にした科学者たちの宇宙ステーションを突き止め、科学者のドレスデンを捕まえる。ミラーは、エロスのことは科学の進歩のためだと嘯くドレスデンを殺す。
生き残った科学者のパオロ・コルタサルをティコ・ステーションに連れ帰る。コルタサルは、エロスから発せられる信号を分析して、プロト分子がエロスで何かを形成しつつあることを知る。
エロスで起きているプロト分子の進化は、今後人類の存亡の危機となると考えたミラーたちは、モルモン教徒が建設した巨大宇宙船ナブーをエロスに衝突させそのまま太陽に落とす計画を立てる。
ミラー、ホールデンたちはエロスを破壊するために、再度エロスに戻る。ミラーはエロスの出入り口を破壊するためにエロスに乗り込むが、事故が起きて核爆弾の起動装置が壊れたためエロスに一人残る。
ホールデンたちはナブーをエロスに衝突させようとするが、小惑星エロスは能動的に動き衝突を回避してしまう。
そしてエロスは、地球に衝突するコースをとる。ミラーは、エロスの信号の発信元を探しにエロスの中を核爆弾とともに歩き回る。そしてたどり着いたのは、ジュリーの死体があるホテルだった。
地球から発射された核ミサイルは、エロスがレーダーから消えたため目標を失う。エロス自体がレーダーに感知されないようにすることが可能だった。エロスが地球に衝突するコースを取りながらどんどんと加速し始める。ホールデンたちはロシナンテ号でなんとか追いつくように加速する。


ミラーは、ジュリーがプロト分子によって姿を変えて、もとの美しい姿になっているのを発見。そしてジュリーを起す。ジュリーは無意識のうちに地球に帰りたいと思っていた。それがエロスを地球に向かわせていた。
ジュリーに恋をしていたミラーは、プロト分子に感染するのをおそれず、宇宙服を抜いでジュリーに話しかけ、そして説得してエロスを金星に向かわせる。しかし地球が放った核ミサイルの一部が行方不明となる。


ジュリーの父親のジュール=ピエール・マウがプロト分子の開発の中心人物であり、今回のエロスの事件に関わっていることが地球政府に判明し、ジュール=ピエール・マウは姿をくらます。
アヴァサララはアーリンライトがジュール=ピエール・マウと隠謀を企んでいたのを知りながら、彼女はアーリンライトにマウの資産と事業を凍結して裁判にかけるように要求する。


地球と火星が共同管理するガニメデ農業ステーションでは、ドレーパーの分隊が監視中、国連の海兵隊をが迫ってくるのを見る。と同時に分隊の通信が邪魔される。分隊は攻撃態勢をとるが、国連の海兵隊の後ろからもう一人の兵士を見る。
宇宙では国連軍と火星軍の宇宙艦が交戦が始まる。ドレーパーは戦闘で倒されて気を失っていたが、かろうじて意識を取り戻すと宇宙服を着ていない異生物の姿を目にする。

地球と火星はいずれも相手が先制攻撃を仕掛けたと信じ戦争が始まりそうなのを、アヴァサララは両惑星の平和会議を開催するのを提案する。火星からの使者としてドレーパーは火星が誤って先制攻撃したと証言するよう命令されて地球に向かうが、次第に戦闘中の出来事を思い出し始める。

ティコ・ステーションにいる元プロトジェン社の研究員のコルタサルはプロト分子の信号を受信し何処かにプロト分子があるのを突き止める。ホールデンはコルタサルを殺そうとするが、ドーズに連れ去られる。ドースによって命令を受けたティコ・ステーションのベルターたちはジョンソン達を人質にし、核ミサイルを手に入れようとするがホールデン達に阻止される。
ガニメデの農業ドームは破壊されて多大な被害がでる。そこに従事していた植物学者のプラックスは意識を取り戻し娘のメイを探そうとするが、もう娘は死んでいると言われ難民船でティコステーションに行く。

ホールデン達はガニメデでの惨劇の原因が、プロト分子が絡んでいること、プロトジェン社に関連した小児科医のストリックランドがプラックスの娘メイを連れ去ったことを突き止める。
ホールデン達はプラックスともにガニメデで行われたプロト分子の研究を破壊するためにロシナンテ号に乗ってガニメデに行く。そしてガニメデの火星軍の包囲網をかいくぐるためにソムナンブリスト号に乗り込みガニメデに到着する。

火星と地球の平和会議は、地球で開催されたが、そこでドレーパーは死んだトラビスが誤って発砲し戦闘が始まったと偽証させられる。ドレーパーは火星軍の陰謀で事件が起きたことを知り、火星軍を抜け出してアヴァサララの下で働くことを決める。
マウは家族への経済制裁を撤回しようとして、国連管轄外でアヴァサララとの面会を申し出る。彼はプロト分子を地球と火星の両者に販売して自分の存在価値を高めようとしていた。
アーリンライトは火星防衛大臣を自然死に見せかけて毒殺し、ガニメデ上空の火星艦を破壊させる。
マウはその知らせを受けてアヴァサララの協議を打ち切って立ち去り、マウの手下にアヴァサララの殺害を命じる。コティアールは戦闘中に撃たれるが、ドレーパーの働きでアヴァサララは助かる。


ミラー、ジュリーが乗ったエロスは金星に衝突したが、それが金星に何らかの影響を及ぼしていた。金星の調査に来た国連の調査船は探査機を金星に降ろし巨大なプロト分子を発見する。火星からも調査に来ていた。
金星では、国連の調査船が降下中にプロト分子によって分解される。

ホールデンたちは、ストリックランド医師がプラックスの娘メイを連れてガニメデの古い区域に行ったことを知る。そしてプラックスはガニメデの生態系が崩れ始め修復不可能であるのに気づく。
ついにストリックランドたちの研究所を探し当てるが、怪物が逃げ出し研究所の警備員と科学者たちを殺し、ドームの外に逃げる。7人目の兵士である。
アレックスは火星軍の封鎖をすり抜けてロシナンテ号をドーム近くに着陸させ、ホールデンとブラックスとともに怪物を追う。

ナオミとエイモスはソムナンブリスト号を修理し終えたが酸素不足ため、救援できる人数に制限があるのがわかる。ナオミの説得により最後に難民の協力得て無事に人数分の難民を乗せてガニメデを去る。
ナオミとエイモスはロシナンテ号に戻り、ロシナンテ後の修理箇所をチェックする。するとプロト分子の怪物が貨物室に乗り込んでいるのを発見する。怪物はロシナンテ号の核燃料を求めて隔壁を破壊していく。ホールデンは怪物の戦いで貨物室にとらわれてしまう。
プラックスが思いついた考えで、核弾頭を船外に持ち出し怪物を誘い出す。そして核弾頭を投げてそれを追って宇宙に飛んだ怪物をロケット噴射の炎で焼き尽くす。


ナオミはホールデンに、地球も火星もプロト分子を持っているのでベルターも地球と火星に対抗できるようにプロト分子を持つ権利があるとして、隠していたプロト分子ののサンプルをジョンソンに渡したことを告白する。
火星の衛星イオでは、ストリックランドがプラックスの娘メイ達をチューブに入れて凍らせる。


このストーリには137年前の火星人のソロモン・エプスタインは革新的なドライブを発明して、火星の外惑星進出と地球からの独立を可能にするエピソードが挿入されている。
このソロモン・エプスタインの話は時々挿入されるのだが、大きな物語の展開に関係があるかと思った板が、あまりなさそうだ。


高まる緊張 Safe
Unlikely allies Joe Miller and the crew of the Rocinante led by Jim Holden uncover more about the conspiracy to release the proto-molecule on Eros station.

急襲 Doors & Corners
Holden and crew stage a dangerous raid in search of information about the protomolecule.

静寂 Static
Holden and Miller butt heads about how the raid was handled.

神の加護 Godspeed
Miller devises a dangerous plan to eradicate what's left of the protomolecule on Eros.

望郷 Home
The asteroid Eros takes direct collision course towards Earth. The Rocinante chases it. As last defense Earth launches missiles against Eros. Miller went inside Eros and makes a surprising discovery.

パラダイムシフト Paradigm Shift
Earth is planning an expedition to the point of Eros impact. Chrisjen conflicts with Sadavir about Jules-Pierre Mao. Col. Frederick Lucius Johnson improves his position in unexpected way. New battleground is opening.

7人目の男 The Seventh Man
Draper struggles with what happened on Ganymede while the coming Earth/Mars peace conference tighten the tension on Erringwright. Dawes confronts Fred Johnson about what the OPA's course of action should be regarding the protomolecule.

革命の炎 Pyre
Naomi tracks down signs of protomolecule and Fred Johnson's control over OPA collapses.

ソムナンブリスト号 The Weeping Somnambulist
Bobbie becomes a pawn in a struggle between Earth and Mars.

連鎖反応 Cascade
Holden leads his crew through the war-torn station on Ganymede.

未知の兵器 Here There Be Dragons
Bobbie makes a decision that changes her life forever.

怪物とロケット The Monster and the Rocket
A discovery pushes Naomi and Holden apart and sets the Roci crew against each other.

終わらない戦い Caliban's War
In the final episode of this season, the crew of the Rocinante comes face to face with an evolving intelligence infused with the alien protomatter.