dreaming on clouds

BLAME! ブラム 2017

監督: 瀬下寛之
原作: 弐瓶勉
アニメーション制作: ポリゴン・ピクチュアズ

シドニアの騎士の弐瓶勉が1997〜2003年にアフタヌーンに連載したデビュー作である。劇場公開といNETFLIXでの公開。
プローログのアニメーションが素晴らしい。人間の動きも心地がよい、切れ味ののある描き方である。巨大建築物の暗さ、その複雑さ、そこにある監視塔、そしてセーフガード。弐瓶勉の世界にどんどん引き込まれる。
都市空間の暗さ、建設者の不気味さ、（すこし宮崎アニメを思い出すが）
づるを中心に描かれている。

非常にスピード感があり、まとまりのあるストーリーである。いい意味で独特な世界観があり、それがうまくキャラクターと絡んでいて面白い。
キリイの出現は、昔からの定番であり、黒澤明の用心棒、ターミネーター２みたいである。これが観客には素直に納得出来る。

これはもっと続編を作ってもらいたいと思えるほどである。

• Tweet