西の魔女が死んだ 2008

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西の魔女が死んだ西の魔女が死んだ 2008

監督: 長崎俊一
原作: 梨木 香歩
出演: サチ・パーカー, 高橋真悠, りょう, 大森南朋, 高橋克実

いじめ、登校拒否、そして死に対して、素直に語られている。そして祖母流の、魔女の生き方を伝授される。それはまいだけでなく、見ている観客に。
母と祖母の関係も同じように、お互いに強情でうまく愛情表現ができていなかったようだが、母の鳴き声を聞いてどれだけ母が祖母のことを好きだったか理解出来る。
祖母は、まいの不安を取るために死後の話をしたのだが。まいは、祖母は死んだあともまいのことを気遣っていたことを知りまいの心を打つ。

サチ・パーカーの口調は、日本人ではないのがわかるし、なぜかそれがリアリティがあり心に染み渡るような気がする。彼女はシャーリー・マクレーンの娘だということだ。

僕にはそれほど感動はないんだが、もっと現実は厳しいのだが。ただこの映画にある祖母の生き方は面白いのだが、まいの家族はなにか中途半端ではっきりしない。父、母は、まいに正面から向き合っていない。祖母のところで暮らして、気分転換したところで転校という手段を取る。まったく子どもの悩みや成長をどう考えているのか、わからない。祖母と父、母の関係もかなり希薄であるのが気になってしまう。

My Rating(評価): 14/20
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