Waterloo Bridge 哀愁 1940

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哀愁Waterloo Bridge 哀愁 1940

監督: マーヴィン・ルロイ
出演: ヴィヴィアン・リー, ヴァージニア・フィールド, ロバート・テイラー

典型的なメロドロマ。ヴィヴィアン・リーが主演した風と共に去りぬの翌年に製作された映画である。
この映画は何度も見たんだが、どうしても見たいんだけど途中でやめてしまう。最後を知っているので、そこに進んでいく話の展開が悲しくてやるせなくて見れなくなってしまう。不幸の連鎖、不運の連鎖が重なりマイラは娼婦になっていく。そこがあまりに悲しいのである。
今回はストーリーというより、ゆっくりとヴィヴィアン・リーの演技を堪能した。彼女の芯の強さがスクリーンからもしっかり見られる。だから最後の結末が納得できないのだが。あれほど芯が強い女性でも、戦争に巻き込まれ悲惨な環境になれば、最後の結末が待っているんだろうかと考えてしまう。もう少し繊細なイメージの女優の方が合ってたかもと思ってしまう。

この映画で使われているオールド・ラング・サイン/蛍の光はまさに別れの曲であり、最後の最後を予測させる。
映画の中でマイラがロイに渡したお守りはビリケン人形だった。

日本の古いドラマの君の名は(今のアニメでないけど)はこの映画をもとに描かれているが内容はかなり変わっているが。

ウォータールー橋は、イギリスのテムズ川に架かる橋である。1934年から古いウォータールー橋は解体され、1937年ごろから新しい橋の建設が始まっている。第二次世界大戦開戦時点で、かなりの部分が完成していたが1945年に完成しているので、時代背景として第二次世界大戦の始まりとしては時代考証はおかしいかもしれない。

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