獣の奏者 漫画(闘蛇編、王獣編)

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獣の奏者 漫画(闘蛇編、王獣編)

上橋菜穂子のファンタジー小説であり、2014国際アンデルセン賞を受賞している。武本糸会の作画で漫画化で最後まで読んだ。ただ小説は、探求編と完結編がある。これは小説で読むか漫画が出るまで待つか迷うところだ。

上橋菜穂子のファンタジー小説であるが、闘蛇編と王獣編を漫画で読んだ。
こんなに印象に残るファンタジーアニメはあまりないと思う。とくにエリンが母を亡くしてしまうところ、そして自分が死ぬと覚悟した時に王獣のリランが助けに来た時は本当に感動してしまうのだから。さすが、国際アンデルセン賞2014受賞するだけのことはある。

エリンが幼い頃に母ソヨンを失い、いろいろな人の助けを借りてたくましく育つストーリーである。そしてエリンは母を殺した恐ろしい闘蛇とその闘蛇をも相手にしない王獣にまつわる謎を解いていく。その謎には、実はソヨンの部族霧の民が秘密にしてきた技までも自分で解いてしまうのである。それは獣を操る技、竪琴で、王獣の泣く音色を出して会話ができるようになっていたのである。
彼女の卓越した技は、リョザ神王国の中の真王領と大公領の争いに巻き込まれていく。

これは、年齢を選ばないアニメである。やっぱり日本はこうしたストーリーを育む国だなともしみじみ思う。
動物を育てる楽しみ、そしてその危険も教えている。ただやはり動物から受ける心の繋がりが一番大切なところなのである。ただ、エリンから学ぶのは、しっかりと動物を見て、真実を見極める洞察力が必要なところである。獣ノ医術師がいいなと思う子供たちが増えるのが楽しみになる。


なんだかこのストーリーの元になっているのは、野生のエルザだろうか。アフリカでライオンの子どもを育てる話で映画にもなっているんだが、なんだか近いものを感じる。

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