Before I Go to Sleepリピーテッド 2014

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Before I Go to Sleepリピーテッド 2014

製作総指揮:リドリー・スコット
監督・脚本:ローワン・ジョフィ
原作:SJ・ワトソン
出演: ニコール・キッドマン, コリン・ファース, マーク・ストロング, アンヌ=マリー・ダフ

この映画は、製作総指揮が、リドリー・スコットで、二人のアカデミー受賞者を揃えているにもかかわらず、観客の期待を裏切ってしまう映画の典型だろう。

正直に言ってこの映画は、最後が予想できる。どんでん返しというほどの驚きはない。それよりも物語の展開に無理があり、最後の結末に強引に持って行っているようにも見える。記憶がもどってくるのもストーリー展開に必要なご都合主義である。

彼女の記憶が蘇るきっかけを作った精神科医はどうして彼女の居場所がわかり、電話をかけることができたのだろうか?前の夫も、クリスティーンの友人のクレアも居所がわからなかったはずなのに。どうして元夫は彼女の居所を躍起になって探さなかったのだろう?そして他の誰も行方不明になった人を探さなかったのだろうか。記憶障害の人を退院させるにはかなり入念な手続きが必要なのに。

そして彼女はどうして夫に隠してカメラを持っていたのだろうか。どうして夫に自分の記憶がなるために、書き留めておくノートやカメラの場所を教えていないのだろうか。その鍵は毎日かかってきた精神科医からの電話なのであるが。

ニコール・キッドマンをこの映画に使う必要があっただろうか。もう少し若い女優さんでもよかった感じががする。この映画の中に彼女の演技は光っていないし、何か浮気現場のけばけばしい娼婦のような衣装がぞっとする。

医学的な観点で考えれば、眠ってしまうと記憶がなくなってしまう。眠っているときの彼女の夢はどうなっているのだろうか?夢の中に記憶障害の鍵があるような気もするが。

彼女が殴られたときに使われたシャンパンボトルは、イギリスのナイティンバーだろうか

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