The Hobbit: The Battle of the Five Armies ホビット 決戦のゆくえ 2014

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The Hobbit: The Battle of the Five Armies ホビット 決戦のゆくえ 2014 

監督: ピーター・ジャクソン
出演: イアン・マッケラン, マーティン・フリーマン, リチャード・アーミティッジ, エバンジェリン・リリー, リー・ペイス

五軍の合戦が副題である。だが5つの軍隊というのは、人間、エルフ、ドワーフ、ゴブリン(オーク)ともう一つは? 原作ではオークと狼になっているのだが、この作品は、アニメ版のホビットと同じように最後に参加するワシを5番目の軍隊としている。
物欲に捕らわれず、小さな人間の勇気と友情が世界を救うがテーマだ。そしてこの映画は、ビルボ・バギンズと13人のドワーフ族との旅の終末になる。

ビルボ・バギンズは、友情を大切にして無欲であるが、時に指輪やアーケン石に対してはすぐに元の所有者に渡さない。これはどうしてだろう。やっぱりビルボにも物欲があるのである。指輪はのちの物語につながるのだが、アーケン石は一旦見つけてすぐにはトーリンに渡さない。彼は、ドワーフと人間とエルフの抗争の調停に役立てようとするのだが。映画の中では触れいたか覚えがないのだが、最後はトーリンの亡骸の胸に置かれ一緒に葬られる。

金のとりことなったトーリンは、人間がスマウグに襲われてエガロスの街にからエレポールに逃げてきたのに城門を閉ざしてしまう。どちらもスマウグに苦しめられた谷であり、スマウグを退治したのは人間のバルドであるのに。ホビットの物語の主題でもあるが、財宝を手に入れてものの心の変化を戒めのように描いている。

最終的には指輪の物語の前編として綺麗にまとめてあり、原作からピーター・ジャクソンは物語を大きく膨らませて3部作にした。
CGは本当に素晴らしい。トーリンとオーク王アゾグの戦いが素晴らしく描かれている。ただ他の戦闘にかんしてはあまり驚きやワクワク感がなかった。竜スマウグが倒されかたも平凡ですぐに予想できてしまうシーンだった。CGは素晴らしかったが、CGの演出が悪かったとしか言えない。

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