dreaming on clouds

Hercules ヘラクレス 怪力 2014

監督: ブレット・ラトナー
原作: スティーヴ・ムーア
出演: ドウェイン・ジョンソン, イアン・マクシェーン, イングリッド・ボルゾ・ベルダル, ジョセフ・ファインズ, イリーナ・シェイク

今回のヘラクレスの話は、Radical ComicsのHercules: The Thracian Warsが元になっている。以前に見たザ・ヘラクレスは、もっと神話に忠実に描いているのだが、今回のヘラクレスは、原作者のスティーヴ・ムーアによって作り出された話と考えていいだろう。ザ・ヘラクレスよりはずっとこちらの映画の方が面白い。
ヘラクレス単独の偉業というより仲間がいて成し得たことが、ストーリーを一層面白くしている。

ヘラクレスは仲間とともにギリシアを放浪して賞金稼ぎをしていた。紀元前358年、多額の報酬を提示されたヘラクレスは仲間とともにトラキア国の反乱鎮圧に向かう。

最後のヘラの像を倒すシーンはサムソンとデリラの映画を思い出すが、ドウェイン・ジョンソンの力溢れる演技がいい。
エンディングのグラフィックスがヘラクレスの12の功業が仲間とともに成し得たことを描いている。
神話では、ヘラの力によってヘラレクレスは狂って自分の三人子供とイーピクレースの子を炎のなかに投げ込んで殺したことになっているが、今回はアテネの王エウリュステウス（神話ではミケーネの王）の奸計により殺されたことになっている。

甥のイオラーオスは神話にも出てきてヘラクレスがレルネーのヒュドラーを退治するときに助けた。
ヒュドラはなにかヤマタノオロチを連想させる。ヒュドラは、ギリシャ神話で，ヘラクレスに退治されたレルネー沼沢地の多頭の蛇。水蛇。

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