Mars Attacks! マーズ・アタック! 1996

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Mars Attacks! マーズ・アタック! 1996

監督: ティム・バートン
出演者: ジャック・ニコルソン, グレン・クローズ, アネット・ベニング, ピアース・ブロスナン, マイケル・J・フォックス, サラ・ジェシカ・パーカー, トム・ジョーンズ, ナタリー・ポートマン, ジム・ブラウン

この風刺の効いた火星人侵略映画は、さすがティム・バートンだと唸らさせるくらい面白い。火星人のCGも楽しい。頭というか脳がパチンと弾けるのもまたいい。当時でも信じられないくらいの俳優がいっぱい出ている。
最終的には、H.G.ウェルズの宇宙戦争と同じ展開である。

ジャック・ニコルソンが一人二役で大統領、詐欺師などの役をうまく演じて、うまく風刺を効かせたストーリー展開になっている。この火星人侵略は、今のアメリカ人がインディアンを侵略した当時をもじっている。大統領は、常に火星人は友好的だと考えるのであるが、いつも火星人の裏切りにあって人間が殺されていく。

熱帯魚の水槽があるケネディと名がついた秘密の部屋などもなにか本当にホワイトハウスにありそうである。

ピアース・ブロスナンのケスラー博士が首だけになった姿と、サラ・ジェシカ・パーカーのナタリーが、犬の胴体に付け替えられて話し合うシーンがまたいい。SFファンにはたまらない。

リッチーの祖母ちゃんが聞くインディアン・ラブ・コールが宇宙人とって脳を刺激して破壊することがわかり、リッチーが放送局で流すことで世界を救う。
でも鳥の鳴き声も関係があったんだろうが。

サラ・ジェシカ・パーカーが出演しているんだが、当時は有名でなかった。セックス・アンド・ザ・シティは1998年から、この映画は1996年。

ナタリー・ポートマンは、まだこの当時はあどけなさが残っている。いいね。

ジャック・ニコルソンが一人二役だったのは気づかなかった。詐欺師のアート・ランドとジェームズ・デイル大統領を演じていた。

トム・ジョーンズが実在の歌手として出演しているのも驚き。
この映画でどうしても気になるのは、大統領の地下基地にある世界地図である。ここにはなんと日本がないのである。他は細く描かれているが日本がないのである。
これは映画であっても国際問題になるはずである。おそらくこの地図を作った人の明らかな意図だろう。

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