Labor Day とらわれて夏 2013
監督: ジェイソン・ライトマン
原作: ジョイス・メイナード
出演: ケイト・ウィンスレット, ジョシュ・ブローリン, ガトリン・グリフィス, トビー・マグワイア
13歳(おそらく)のヘンリーの目を通した、母の思い出と恋を描いている。1987年のレイバー・デーの週末に出来事は起きる。ヘンリーは、母のアデルと二人暮らしである。父は離婚して別の家庭を持っている。ヘンリーと母は、買い物にでかけた店で逃亡犯と出会い、匿うようになる。
思春期を迎えた少年が大人の恋を見ながら、すこし大人になる。そんな映画かな。見終わっても余韻がありいい映画である。
ケイト・ウィンスレットの演技がいい。精神的に弱いアデルをうまく演じている。逆にヘンリーを演じているガトリン・グリフィスはあまりに無表情で、何か感情表現に深さがない。そこがこの映画のできを下げている。ジョシュ・ブローリンは、彼の求められた役を無難に演じている。もう少し、過去の罪に悩みながらアデルを好きになる切なさを表現してもよかったんだが。
邦題のとらわれて夏はあまりにメロドラマ的で時代錯誤だ。レイバー・デーは、労働者の日で、祝日で9月の第一月曜日と定められている。レイバー・デーは伝統的に、夏の終わりを象徴するものである。つまりアメリカの季語である。
フランクがかぶっている帽子はレッド・ソックスのである。ボストン郊外が舞台なんだろう。
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