劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない 2013
監督: 長井龍雪
脚本: 岡田麿里
キャラクターデザイン: 田中将賀 アニメーション制作: A-1 Pictures
幽霊になっためんまが、じんたんだけに見えるという設定はこの映画の中でかなり時間がたってから分かった。内容もとびとびで、ストーリーの一貫性をこの劇場版に求めるのは難しいのかもしれない。
最終的に見ているものがストーリーをつなぎ合わせて理解する作業が必要だ。これはファンのための劇場版だから仕方がないんだろう。
めんまがどうして幽霊になって出てきたか？これが最終的なテーマでもある。ただ次第に子供時代の楽しかった出来事や、仲間といつまでも繋がっていたいという願望もあるのかもしれない。それにしても泣かせるアニメである。確かに彼らの思いでを昇華させるためにこんな出来事があるといいのかもしれない。
じんたんにしか見えないめんまなのに、幼なじみのみんなが信じるのがいい。ただ劇場版ではその展開が削除されているので、やや理解に困ったが。確かに秘密基地ではみんなにめんまは、メッセージが書けるのだが。
どうしてこのアニメが人気だったのだろう。設定がいいんだろうな。高校受験に失敗した引きこもりのじんたんに、昔好きだったが死んでしまっためんまが幽霊ででてきて、そして彼を立ち直らせる。
昔のヒーローもののアニメよりもより親近感があるし、今の若者が求めているのは挑戦、冒険というったものではなく、魔法、特別、そして癒しなのだろう。
この映画だけでは、あの日見た花はのシーンは出てこなかった気がするんだが。
このめんまが川で亡くなってしまうのは、どこか、テラビシアにかける橋を思い出す。隣にいた女の子と知り合いになり、二人は友情を深める。彼女は想像力豊かで、二人で秘密の場所を作り遊んでいた。しかし川の増水による事故彼女が亡くなってしまう話だ。
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