The Secret Life of Walter Mitty LIFE!/ライフ 2013
監督: ベン・スティラー
出演: ベン・スティラー, クリステン・ウィグ, シャーリー・マクレーン, アダム・スコット, ショーン・ペン
ベン・スティラーが作ったベン・スティラーのための映画みたいな感じである。彼の良さがうまく出ている。
ジェームズ・サーバーの短編小説をノーマン・Z・マクロード監督、ダニー・ケイ主演で映画化した「虹を掴む男」（1947）を、ベン・スティラーの監督・主演で新たに映画化。
今までライフ社の写真のネガを管理する部門で勤務している平凡な生活を送っていた。彼には、現実世界から逃避するように空想の世界に入る癖があった。カメラマンのショーン・オコーネルのライフの最終号のためのネガが見つからないため、ショーンに出会うために世界中を回る。
それは彼の想像上以上の現実の世界が待っていた。
CG＋リアルな世界中の風景が本当に美しい。彼が空想の中に入ってしまうCGもいい。
ストーリー的にはかなり単純なんだが、落ちもこんなもんだろう。ただ、そこまでの盛り上げ方が、確かにアメリカ的でうまくできている。単純に映像の世界を楽しむことができる。
ローラースケートのシーンは本当に楽しい。ベン・スティラーが本当に乗っているんだろうか？
ウォルターが好きな同僚のシェリルが、突然アイスランドでデヴィット・ボウイのスペースオデッセイを歌いだすんだが、ウォルターの想像の世界だけど、これがまたいいね。グランドコントロールメイジャートムは、地上管制からトム少佐を呼んでいる。離陸の瞬間である。これからもっとすごい旅への始まりである。ただこの歌詞は最後に管制塔との無線が途絶えるんだが。
アメリカのグラフ誌「LIFE」には思い入れがいっぱいある。高校時代、大学時代に英語の勉強のために、この雑誌の写真がよく本屋で見つければ買っていた。あの頃はあんな有名な雑誌社が終わることがあるとは思わなかった。
映画の中にでてきた懐かしい曲がいっぱい出てくるんだが。ホール&オーツのマンイーターと、デヴィット・ボウイのスペースオデッセイ。
コメント