Love in the Afternoon 昼下がりの情事 1957

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Love in the Afternoon 昼下がりの情事 1957

原作: クロード・アネ
監督: ビリー・ワイルダー
出演: オードリー・ヘプバーン, ゲイリー・クーパー, モーリス・シュヴァリエ, ジョン・マッギヴァー, ヴァン・ドゥード

やっぱりこの映画はいい。何度も見ても飽きない映画の一つ。
オードリーの魅力が遺憾なく発揮されている。ファッションも素晴らしい。このときはまだジヴァンシーではない。ゲイリー・クーパーは気品があって、いい感じなんだが、もっと彼が若い時に演じて欲しかったは確か。

オードリーの愛嬌のある表情が本当に素晴らしい。そして最後の最後の強がって別れを告げるシーンで泣けてしまう。

この映画のテーマ曲のファッシネーション(魅惑のワルツ)はいつ聞いても名曲である。モーリス・シュヴァリエが口ずさむ所は最高である。
4人のジプシーがサウナで演奏しながらヴァイオリンにたまった水を出す所なんか笑いの壷にはまってしまう。

ジョン・マッギヴァーが演じているムッシューXが一番面白いキャラクター。私立探偵シャヴァスが妻の浮気について説明しているときのうめきのようなため息や、フラナガンの部屋の前でホットパプリカが演奏されたときの驚いた顔つきは本当に楽しい。ティファニーで朝食をにも出演している。

モーリス・シュヴァリエが演じるアリアーヌの父で私立探偵シャヴァスはやっぱりフランス人の味がでている。こうしたユーモラスでパリジャンらしい所がないとパリを舞台にする意味がないと思うくらい。

ホテルはパリのリッツ。シャンパーニュは何だろう。フランク・フラナガンが国産のシャンパンと言っている所が面白い。当時は、シャンパンと言うまがい物がアメリカには溢れていたからだろう。

アリアーヌがひくチェロがあまりに下手すぎて、もう少しうまく弾いて欲しかった。

フランク・フラナガンの格好いい挨拶、人差し指と中指を挙げて少し内側に引いてから外側に動かしてサヨナラのような仕草をするのが、後でアリアーヌがそれをまねるんだけど、あれを見た時何度もまねがしたいと思ったんだけど、それをやる機会がなかった。この映画をみて、今度はやってみようと思った。

オードリー・へプバーンのページ

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