Une nuit 漆黒の闇で、パリに踊れ 2012

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Une nuit 漆黒の闇で、パリに踊れ 2012

監督: フィリップ・ルフェブル
出演: ロシュディ・ゼム, サラ・フォレスティエ

現代風のフィルム・ノワールというところか。原題は一夜である。
パリの一夜で、ストーリーが完結する所が素晴らしい。それでも十分にストーリーや背景が語られている。
シモン・ワイスは、パリの夜を撮りしまる犯罪取締役班のリーダー。そこに初めて巡回を勤める若い女性警察官ローレンス・ディレイが加わる。パリの闇が浮き彫りにされ、刑事とパリの顔役のつながりが明らかになってくる。夜のパリの町の緊張感がびんびん伝わってくる映画である。

シモン・ワイスを演じてるロシュディ・ゼムが渋い。ニヒルな刑事にぴったりはまっている。ローレンス・ディレイを演じているサラ・フォレスティエも素直な演技でロシュディ・ゼムとの対比が光っている。

最後の展開はなるほどなるほどと思う。すこし途中から予想できたけど。それでも丁々発止の刑事とパリの悪者達、そして最後の展開はさすが、フィルム・ノワールの雰囲気を壊さない結末に至っている。

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