009 RE:CYBORG 2012
原作:石ノ森章太郎
脚本・監督:神山健治
出演: 宮野 真守, 小野 大輔, 斎藤 千和, 大川 透, 丹沢 晃之
期待して見たが、その期待を木っ端みじんに打ち砕かれてしまった。本当に残念。
最初の島村ジョーを覚醒させるエピソードは、石ノ森章太郎の幻魔大戦を使っているし、最後は、地下帝国ヨミ編を使っている。そこにオリジナリティを感じない。最初と最後にオリジナリティないんだから009ファンとしては本当に残念。
全体の作りはいいんだが、00サイボーグ間のヒューマンなつながりがあまりにも希薄である。ジェットとジョーの関係でも、国同士のプライドによって傷がつくなんて思えない。地下帝国ヨミ編を読んでいるものから見たらどうしてと思ってしまう。
この映画の設定があまりにも00サイボーグの力が強すぎて、世界が脅威に思っているのは00サイボーグじゃないかと思ってしまう。もっと彼らのヒューマン、弱さ、正義のために戦う勇気、フランソワーズのジョーに対する不安定な恋愛感情がどのように発展したのかが僕の興味だったのだが。
神に対するのも、原作でもやや不完全燃焼だったが。
ときどき映画で現われる天使のような化石は一体何?がただのモニュメント?、時々現れた少女は一体何?、神の声はどうして?
どれも答えがなさすぎる。
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