監督: ピーター・ジャクソン
出演: イアン・マッケラン, マーティン・フリーマン, リチャード・アーミティッジ, ケイト・ブランシェット, アンディ・サーキス
J・R・R・トールキン原作。指輪物語より60年前の話である。これも三部作になる予定。ホビットの冒険を原作としたホビット三部作の1作目である。
指輪物語では、養父ビルボ・バギンズが、フロドに不思議な指輪を与えることから始まる。この映画は、ビルボ・バギンズと魔法使いガンダルフの交遊や、ゴラムとの出会いそしていかに指輪を手に入れたかを描いている。
これも指輪物語と同様に、ビルボ・バギンズとガンダルフ、そしてトーリン・オーケンシールドのドワーフ一族とともに旅にでる。
CGは前指輪物語よりも進んでいる。トロル、オークのCGもすごいし、ゴラムの表情も進化している。ホビットの物語は、J・R・R・トールキンが指輪物語よりも前に書いたものであるので、指輪物語よりも複雑でなく、簡潔に物語が進んで行く。
嫌々ながらドワーフ族の冒険に参加したビルボは、ドワーフ族の１３人とともにトロルやオークの襲撃に遭いながらエルフ卿エルロンドが治める裂け谷に行く。その後、霧降り山脈では地下に棲むゴブリンに襲われドワーフ族の13人は捕らえられてしまう。ビルボだけは地底に落ちて行き、そこで、ゴラムと出会う。そこでゴラムが落とした指輪を手に入れる。ゴラムとは命をかけたなぞなぞをして、最後は指輪の力で逃げ延びる。ドワーフ族と一緒になり、そこにオーク族のアゾクがトーリン達に襲いかかる。いままでビルボは、自分の力のなさに気づき、トーリンからも信用をなくしていたが、指輪の不思議な力を持ったことで、勇敢になり、トーリンを助けるようにアゾクに果敢に戦いを挑む。
そしてトーリンから信頼を勝ち取りドワーフ族と真の仲間になる。
指輪物語でも演じていたガンダルフ役のイアン・マッケランは、Xmenのマグニートだ。わからなかった。でも指輪物語よりもかなり老けてしまった。ホビットの方が昔の話だから若いはずだが。それで最初見ていてて違和感があった。ブルボ役のマーティン・フリーマンは、イギリスで有名なコメディ役者である。ただもう40歳も超えていてもっと若いビルボが見たかったのは僕だけじゃないだろう。
他の配役もサルマンはクリストファー・リー、ガラドリエルは、ケイト・ブランシェットなど指輪物語のままである。おどろきなのは、ケイト・ブランシェットが全然変わっていないように見えることだろう。
僕はあまり指輪物語が好きでない。理由は、設定が複雑なこと、1回見ただけでは理解できないこと。それにフロドとゴラムのやり取りがあまりに暗いから。
今度のホビットの方がずっと好きである。CGも素晴らしいだけでなく、細かな表現、戦いも観客をうならせるシーンが多くなっている。
The Hobbit: An Unexpected Journey ホビット 思いがけない冒険 2012
The Hobbit:The Desolation of Smaug ホビット：竜に奪われた王国 2013
The Hobbit: The Battle of the Five Armies ホビット 決戦のゆくえ 2014
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