原作: 竹内義和
監督: 今敏
出演: 辻親八, 堀秀行, 江原正士, 松本梨香, 梁田清之
この映画は、今敏監督の原点的な所があるんでしょう。今敏監督的なイマジネーションがたくさんあり、その後のパプリカが生まれる幻想、妄想などの創造性のつながりが見ている者にもわかる。
1998年という作品のせいか、マッキントッシュ・パフォーマ、インターネット、サイトなどがあの頃は先進的だったかとすこし時代感が出てしまうのは効果的なときもあるが、この作品ではすこしマイナス感が強い。ストーカー、解離性同一性障害 （多重人格）もあの頃は新しい趣向だったが、今では素材としては使われ過ぎかもしれない。
この映画を見た記憶はあまりないのだが、犯人は創造した通りだったのはやや残念と思いましたが、このストーリの展開なら仕方がないかとも思います。現実と幻想の繰り返しの手法などどこかでよく見る手法です。映画のエッセンスとしては、部分的にまだ新しいものがあり、部分的には使われ過ぎた手法が入っていてそのアンバランスが見ていて何とも言えない感じの印象を受ける。主人公霧越未麻が作り出す幻想や、エンディングは期待以上である。
My Rating(評価): 15/20
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