Tinker Tailor Soldier Spy 裏切りのサーカス 2011
原作: ジョン・ル・カレ 監督: トーマス・アルフレッドソン
出演: ゲイリー・オールドマン, コリン・ファース, トム・ハーディ, ジョン・ハート, トビ―・ジョーンズ
ジョン・ル・カレは、"寒い国から帰ってきたスパイ"で有名なイギリスのスパイ小説家である。この映画もクラシカルなスパイの暗躍を描いていて、アクションもののスパイ映画とはやや異なる。その分心理戦、巧みな戦略など複雑さを理解するのが映画からだと難しいかもしれない。
情報部のチーフ、通称コントロールは、モグラと言われる二重スパイを幹部5人にまでその容疑者を絞りこみ、コードネームをつけた。ティンカー鍵掛け屋（アレリン）、テイラー仕立て屋（ヘイドン）、ソルジャー兵士（ブランド）、プアマン貧乏人（エスタヘイス）、ベガマン乞食（スマイリー）である。小説の題名は、その暗号名である。またMI6の通称をサーカスと呼ぶ。
ジョージ・スマイリー は聞き覚えがあって、そうだ彼が犯人だったけと思ったほどである。徐々に過去の失敗した作戦、テスティファイ作戦と、そして現在進行中のウイッチクラフト情報を調べて次第にモグラに近づいて行く。
この映画も、心理戦、イギリス情報部のメンバーの特徴をうまく描いている。アクションがなく地味な映画であるが、クラシカルスパイ小説の王道の映画化で、緊迫感がある。
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