Jane Eyre ジェーン・エア 2011

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Jane Eyre ジェーン・エア 2011

原作: シャーロット・ブロンテ
監督: キャリー・ジョージ・フクナガ
出演: ミア・ワシコウスカ, マイケル・ファスベンダー, ジェイミー・ベル, ジュディ・デンチ

この小説は昔々小学生の頃に読んだが、あまりに暗い話で、終わりまで読んでほっとしたことだけを覚えている。あの頃に解説などはなく、どうこの小説を解釈したらよいのかは全くわからなかった。どちらかと言えば、小公女に近い話なんだと思っていた。小公女は1888年に刊行されているからこのジェーン・エアが下敷きにされた可能性はあるだろう。

さてこのジェーン・エアは、女性の独立、男女平等、学問の探求、そして結婚している男を愛し続ける女性。1847年に刊行された小説だから、その時代の先端の女性を描いていたのだろう。映画のできも十分である。しっかりとジェーン・エアを鑑賞できた。

Alice in Wonderlandのミア・ワシコウスカが主演である。彼女はオーストラリア出身である。あの時は、美しい少女と思ったけど、このジェーン・エアでは、なんかそれほど美しくなくメイクアップされているんだろうか。確かにジェーン・エア自体が美しい女性には描かれていないからだろう。ジュディ・デンチは、イギリスの映画のすべてに出ているんじゃないかとおもえるほどである。

映画の中で、ジェーンが歩く丘はまさにヒースの丘である。これがまた美しいし、エミリー・ブロンテが描いた嵐が丘の丘もこうだったんじゃないかと思ってしまった。ストーリも十分に小説の内容を現しているとは言えないが、それでも原作の雰囲気を十分楽しめる。

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