監督: クリストファー・ノーラン
出演: クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, ヒース・レジャー, ゲイリー・オールドマン, モーガン・フリーマン
ダークナイトライジングがそろそろレンタルで出るのだが、そう言えば、前作はどうだったか、良かったのは覚えているが詳しいストーリは忘れてしまっている。そう思ってもう一度この映画を見た。
本編が152分はハリウッドとしては本当に長い、それが、SFアクションものなのだからこの長さがあり得ないほど長い。それでも全篇をとおして緊迫した展開が観客を飽きさせない。
まず、邦題のダークナイトは、ゴッサムシティの暗い夜、犯罪者がテーマだからそうだろうと勘違いしていた。これは、バットマンことである。暗い騎士だが、黒騎士といってもいいだろう。この意味はこの映画の最後にわかる。これが、次の映画のダークナイトライジングに繫がるのだから。
ストーリは本当に複雑である。ハービー・デントとレイチェルと言うバットマンの味方、そして仇敵のジョーカーのパットマンに対する執念。
新任の地方検事ハービー・デントがマフィアなどの悪行を取り締まるために強い警察、検察を作ろうとしていた。それを応援するのがレイチェルである。ジョーカーはバットマンを倒す為に周到な罠を張り巡らせる。ハービー・デントはバットマンと名乗る。そして護送される車に乗って、ジョーカー達の襲撃を待つ。最終的にジョーカーを捕まえたはずだったが、レイチェルとハービー・デントが捕まり、ふたりとも別の場所に閉じ込められ、時限爆弾が仕掛けられていた。バットマン、ブルース・ウエィンが選んだのレイチェルを助けることだった。しかしその場所にいたのは、ハービー・デントだった。レイチェルは、爆発の為に死亡する。ハービー・デントは助かったが、顔の半分に大やけどおった。彼は、レイチェルを殺された憎みから、復讐の鬼となったツーフェイスになる。警察の内部にジョーカーと通じた警察官を探り出し次々に殺して行く。ジョーカーたちは再び、SWATチームに市民を殺させる為の計画を立てる。バットマンがそれを阻止するのだが、最後にハービー・デントは死に、バットマンは、ハービー・デントがした警察官殺しを自分の仕業にしてバットマンは姿を消し。ハービー・デントを英雄の死として終わらせる。バットマンの装備開発を担当したルーシャス・フォックスも会社を去ってしまう。
クリスティアン・ベイルのバットマンはその雰囲気の暗さが素晴らしい。重々しい奮起、重厚感がとてもいい。マイケル・キートンとティム・バートン監督、ヴァル・キルマーとジョエル・シューマカー監督のバットマンも良かったが、
ジョーカーを演じたヒース・レジャー、彼が本当にいい演技をしている。本当にジョーカーのキャラクターがリアルに感じるのである。単純な悪役を超えた別世界の人間になりきっている。
バットマンビッギンからのブルース・ウエインを守る、執事のアルフレット(マイケル・ケイン)、ブルース・ウエィンお会社社長を務めるルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン)を演じるマイケル・ケインとモーガン・フリーマンが本当に渋い演技で、映画に深みを与えている。
アクションとしては、やはりバットモービルの精悍さがよい。その後のバットポッドもいい。
でも何と言ってもランボルギーニを潰してしまう(おそらくCGだろうが)が本当に面白い。
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