Wrath of the Titans 2012 タイタンの逆襲

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監督: ジョナサン・リーベスマン
出演: サム・ワーシントン, リーアム・ニーソン, レイフ・ファインズ, ロザムンド・パイク, ダニー・ヒューストン

前作、今回の映画の題名になっているティーターン(タイタン)は、ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々である。ウーラノス(天)の王権を簒奪したクロノスを初め、オリュンポスの神々に先行する古の神々である。巨大な体を持つとされる。

この映画は、父と子をテーマにしている。ペルセウスとヘレイオスそしてゼウスとペルセウス。父から息子へと生きることの意味のメッセージが伝わって行く。

前回はギリシャ神話のペルセウスからほぼ忠実に描かれていたが、今回の話は、ギリシャ神話からではないだろう。ゼウス、ポセイドン、ハデスなど神話に出てくる神々が登場し、死んで行く。またアンドロメダがペルセウスと結婚していないのも神話とは違う。ヘレイオスはギリシャ神話では、ミュケーナイ王ペルセウスとアンドロメダーの子である。

今回の作品は、それほどどきどきもはらはらもない。ただ、安心してギリシャ神話のように映画を見る感じである。冥界の冒険は確かに面白く、前作同様CGの効果が素晴らしい。そういうわけで平均点以上のギリシャ神話映画にはなっていると思う。
リーアム・ニーソンのゼウス役はいい。雰囲気があって。

クロノスはやはりぼんやりした形でしか表現できないんだろう。溶岩で出来た木偶人形みたいだが。

映画で登場した神々をWikiで調べてみると、この話の関係はそれほど間違って作られていないことがわかる。

クロノスは、ギリシア神話の大地および農耕の神である。ヘーシオドスの『神統記』によればウーラノスとガイアの息子でティーターンの末弟。ハーデース、ポセイドーン、ゼウスの父でもある。

ヘパイストス ギリシア神話に登場する神である。古くは雷と火山の神であったと思われるが、後に炎と鍛冶の神とされた。オリュンポス十二神の一柱。神話ではキュクロープスらを従え、自分の工房で様々な武器や道具、宝を作っているという。その象徴は円錐形の帽子、武具、金床、金鎚、矢床である]。

サイクロプスは、ギリシア神話に登場する卓越した鍛冶技術を持つ単眼の巨人であり、下級神である一族。あるいは、これを下敷きとして後世に誕生した伝説の生物をも指す。

アゲノールもう一人の半神
同名の人物がギリシャ神話にでてくるが、フェニキア王 は、エジプト王エパポスの娘リビュエーとポセイドーンの子で、ベーロスと双子の兄弟。

アレースもしくはアーレースは、ギリシア神話に登場する神で、戦を司る。ゼウスとヘーラーの子とされる。オリュンポス十二神の一柱。本来は戦闘時の狂乱を神格化したもので、恩恵をもたらす神というより荒ぶる神として畏怖された。そして彼が引き起こした戦争が冥界の住人を増やすことから、冥界の王・ハーデースとは交際がある。ローマ神話のマールスに相当し、また火星と同一視される。

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